旅行中に英語が話せたらどれだけ楽しいことか。
いつも旅行前に勉強しようと思いつつ、結局できずに悔しい思いをしてきました。
そんな時に英会話本を手に取る人が多いでしょう。
私もその一人となりましたが、世の中には英会話本が溢れています。
いったいどれが良いのかよく分かりません!
色々試してみましたが、結局行きついたのは「どれだけ初心者が生きた英会話を話せるか」
間違ってもいいのです。
相手とコミュニケーションが取れる英会話とは何か。
そんな超実践的な英会話本に出合いました。
こちらです。
絶景でお馴染みの詩歩さんの「絶景を旅するシンプル英会話50」です。
絶景どうこうの前に、他の本とは英会話への向き合いが違いました。
「Picture please」でOK
旅先で写真を撮って欲しい時、あなたは何て言いますか?
「お願いは Could you だから、、、」
「”私たちの”ってどう文章につなげたらいいんだ」
みたいなことを考えたりしませんか?
いやいや、「Picture please」でOK なんです。
本書が言いたいのはここに詰まっています。
日本人は文法を意識しすぎなのです。
「Could you take a photo of us?」
が100点の回答かもしれませんが、現地の人ですらあらゆる会話の場面で省略していることがほとんどです。
たにかく伝わることが大事なのです。
このバスがロンドン行きか確認したい場合はどうでしょうか?
「Does this bus go to London?」でしょうか?
指さして「To London?」
でOKなのです。
英会話のハードルを下げてくれた
この本を読んでいると、これまで高いハードルだと思っていた英会話のバーがとても下がったように思えてきます。
だって、最初の例文が「Oh my god!」ですよ。
小学生だって知ってる英語です。
この本にはそんな言葉が詰まっています。
むしろ、そんな誰でも知ってる短いワードで会話ができるのです。
なにも構えなくっていい、シンプルなワードと伝えたい意思があれば大丈夫。
そう思わせてくれます。
ページをめくっていくと、実は同じワードが出てきたりもします。
そう、同じワードでもシーンによって違うことを伝えることもできます。
そんな応用ワードがあるんだということもあらためて認識しました。
主に旅行における「あーこんな会話シーンあるある」というテーマに沿って進んでいくので、旅行好きの人はとてもイメージがしやすいと思います。
文法より話すということ
そういえば、以前フィリピンに行った時に現地のタクシードライバーや子ども達がみな英語を話していたのを思い出しました。
「英語上手だね」と言うと、
「学校で3年間習ったから」と返されました。
日本人は10年間くらい英語を勉強しても話せない人がほとんど。
これはまさに実践の場の違いですよね。
このフィリピン人もあきらかに文法を意識せずに短い英語で話してきます。
この詩歩さんの例文のようにです。
むしろ我々にとってはその方が伝わるし、下手に文章を並べるより「何を伝えたいか」がより相手に届くと思います。
この本に出会って英会話とは何かをあらためて考えさせられました。
そして、自分にもできそうだと背中を押してくれました。
絶景好きも、そうじゃない人も、英会話に困っていたら一度この本を開いてみてください。
きっと次の旅が楽しみになると思いますよ。