苦労して溜めたANAマイル。
さぁ、旅行に行くぞと特典航空券を予約しようと検索すると、「お支払い総額」のところが1人数万円というバカ高い金額が表示されているではないか。
マイルを使ってタダで旅行!とは程遠い金額。
そう、燃油サーチャージの高騰が原因です。
ただ、これは航空会社によってかなり金額差があります。
特に燃油サーチャージが高い中長距離路線なら一目瞭然です。
同じANAマイルを使ってもこんなにも違うのかとビックリしたので、中長距離の人気観光地で比較してみました。
バンコク=タイ国際航空
バックパッカーの聖地「バンコク」
バンコクへのスターアライアンス直行便は「ANA」と「タイ国際航空」です。
◆ANA
◆タイ国際航空
ANA | タイ国際航空 | 差額 | |
マイル数 | 35,000マイル | 35,000マイル | ±0 |
税金・燃油サーチャージ等 | 18,620円 | 14,540円 | 4,080円 |
タイくらいの中距離でもいきなり4,080円の違いです。
サービス系の費用は全く一緒。
燃油サーチャージで差がでました。
シンガポール=シンガポール航空
最近急速に人気観光地となっているシンガポール。
シンガポールへのスターアライアンス直行便は「ANA」と「シンガポール航空」です。
◆ANA
◆シンガポール航空
ANA | シンガポール航空 | 差額 | |
マイル数 | 35,000マイル | 35,000マイル | ±0 |
税金・燃油サーチャージ等 | 19,900円 | 6,800円 | 13,100円 |
13,100円もの違いです。
シンガポール航空最大の特徴は、なんと燃油サーチャージの計上が無いのです。
原油が高騰してるこの時代の救世主です。
しかも、シンガポール航空はCAさんが美人、席が広い、機内食が美味しい、エンターテインメント設備が充実している、など評判が良いです。
ハワイ=ANA
みんな大好き楽園「ハワイ」
ハワイへのスターアライアンス直行便は「ANA」と「ユナイテッド航空」です。
◆ANA
◆ユナイテッド航空
ANA | ユナイテッド航空 | 差額 | |
マイル数 | 40,000マイル | 40,000マイル | ±0 |
税金・燃油サーチャージ等 | 26,510円 | 26,350円 | 160円 |
ほぼ同じです。
サービス料と燃油サーチャージで若干のズレがある程度で僅差です。
これなら機内サービスの質を考えると断然ANAを選びますね。
しかも、来年春から大型機導入やANAラウンジオープンなどニュースが盛りだくさんです。
ニューヨーク=エア・カナダ
世界中のエネルギーが集まる「ニューヨーク」
ニューヨークへのスターアライアンス直行便は「ANA」と「ユナイテッド航空」です。
ですが、私が注目したのは、あえて経由便で「エア・カナダ」
◆ANA
◆ユナイテッド航空
◆エア・カナダ
ANA | ユナイテッド航空 | エア・カナダ | 差額(ANA-エア・カナダ) | |
マイル数 | 50,000マイル | 50,000マイル | 55,000マイル | 5,000マイル |
税金・燃油サーチャージ等 | 37,480円 | 37,320円 | 6,020円 | 31,460円 |
ANAとユナイテッドはほぼ同じ。
直行便なら差が出ませんのでANA優先ですね。
ところが、少し視野を広げてみると「経由便」のエア・カナダが浮上してきました。
マイルこそ5,000マイル消費が多いものの、ANAと31,460円も違います。
カップルや夫婦二人でニューヨークへ行く場合は合計で62,920円です。
これなら、滞在先のホテルや現地での食事・アクティビティへお金を投資したいですよね。
パリ=スカンジナビア航空
花の都「パリ」
パリへのスターアライアンス直行便は「ANA」のみです。
パリへ行く人は真っ先にANA直行便を検索しますが、あえて経由便で「スカンジナビア航空」はいかがでしょうか?
◆ANA
◆スカンジナビア航空
ANA | スカンジナビア航空 | 差額 | |
マイル数 | 55,000マイル | 60,000マイル | 5,000マイル |
税金・燃油サーチャージ等 | 37,660円 | 10,980円 | 26,680円 |
ビックリしません?
26,680円もの差が出ています。
夫婦やカップルで行く人は5万円以上ですよ?
5万円あれば安いホテルなら3泊くらいできますし、現地でブランド品買えちゃいますよね。
5,000マイルの差と直行便という利点があるといっても、この金額差は無視できません。
スカンジナビア航空は、シンガポール航空同様、燃油サーチャージの計上が無しというマイラー界の神航空会社なのです。
他にもスターアライアンスの経由便なら、ルフトハンザ、スイスインターナショナル、ターキッシュエアラインズ、LOT ポーランドなどがありますが、どれもANAと一緒かやや高い金額でした。
燃油サーチャージが高い時こそあえてANA以外
いかがでしたでしょうか?
特典航空券を検索する際は基本的にはANAが優先で選んでる人がほとんどだと思います。
実際ANAの機内サービスや安全性を期待して私もそうしてきました。
それが、近年の原油価格の高騰で燃油サーチャージが無視できないレンジまで上がってきました。
これでは、せっかく貯めたANAマイルで高額の航空券を買ってるような感覚で出費が痛すぎます。
そんな時はちょっとだけ視点を上に上げて、色んな航空会社、または経由便含めて比較してみてはいかがでしょうか?
浮いたお金で現地での費用に充てて、旅行トータルでの格安贅沢旅行を目指したいですよね。