転職

【経験談】転職した方が良いか悩んでいる時にまず考えるべき3つの視点

2014年1月25日

社会人ならほとんど誰もが一度は考えたことのある転職。

 

私自身も28才の時に転職しましたが、その際に色々なことを考え、悩み、転職を決断しました。

また、転職してはじめて見えてきたこともたくさんありました。

 

この記事では、転職しようかお悩みの人へ3つの視点で解説していきます。

 

本記事の内容

・そもそも転職すべきなのか

・転職するならどういう基準で転職すべきなのか

・転職するならいつがベストなのか

 

結論から言うと、

 

自分の市場価値や自分がやりたい方向性が見えていて、それが今の会社で出来ないことであれば転職すべきです。

そして、転職するなら20代後半の市場価値が一番高いです。

 

私の転職経験も踏まえて、これから転職しようとしている皆様に少しでも参考になれば幸いです。

 

 私の職歴

関西私大卒業後、広告代理店へ就職。
25才から転職を意識し、いくつかの転職サイトへ登録。
27才で本格的に活動を開始。
28才の時、「リクナビNEXT」のスカウトメールがきっかけで同業他社へ転職。現在に至る。

そもそも本当に転職するべきか

まずは転職を考えた時、様々なきっかけがあるかと思います。

あなたはどれに当たるでしょうか?

 

その原因によって、そもそも転職するべきなのか判断基準が異なってきます。

人間関係

一番多いのが人間関係ですが、これはどこの会社でもあることです。

 

何回か転職した人ならわかると思いますが、どこにいっても自分と合わない人はいるものです。

他の会社へ行っても気の合う人と仕事ができるなんて保証はないし、人は入れ替わります。

 

ただし、よほど精神的に追い詰められてる時は考えた方がよいです。

体と精神を壊してまでする仕事は本末転倒です。

 

そうでない場合は、社内部署移動含めて良くなる方法を検討しましょう。

一度これが原因で転職してしまうと、「辞め癖」がついてしまう可能性があります。

給与

もっとお金が欲しいから転職する人も多いでしょう。

ただし、転職で給与の高いところに自ら移るというのは相当の苦労があると思っておいた方がよいです。

 

給与が高くて精神的に楽なところも稀にあるかもしれませんが、それは新卒にほぼ限ったことだと思います。

そんな求人が一般に出回ってるわけがありません。

・とんでもない労働時間

・相当のスキルが要求される(語学など)

・成果報酬の割合が高い(実は基本給は少ない)

・精神的に追い詰められるような環境で離職率が高い

などの苦労があるでしょう。

 

ホームページや本などの表面的な情報だけでなく、そこで働いている人や少なくてもその業界で働いている人の話を聞いてみましょう。

 

ネット上の情報では分からなかったリアルな実態が見えてくるでしょう。

残業、休日出勤が多い

これはプライベートをどれだけ重視するかです。

 

働き方改革が叫ばれている中で、毎日深夜、休日出勤が当たり前という仕事は未だにたくさんあります。

そんな毎日は信じられないくらいあっという間に過ぎていきます。

 

もし、その仕事が”人生をかけてまでやりがいのあるもの”だとしたら、それでも良いかもしれない。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

 

仕事だけの人生になってしまえば友達が確実に減っていき、仕事を取れば何も残らない人生になってしまいます。

 

人生をかけてしたい仕事と思えるなら続けるべき。

そうでもなく、プライベートが極めて少ない日常的に体調を崩す状況なら辞めた方がよい。

 

そもそも人生をかけてやりたい仕事と思っているなら、どれだけ働く時間が多くても転職なんて考えないと思います。

好きなゲームに時間を忘れて夢中になっているのと同じです。

業界、会社の将来に不安

業界に関してはどれだけ自分がその仕事につきたいと思っているか次第です。

ただ、会社の将来が不安であれば同業界に早めに移ることを検討しましょう。

 

私も新卒の会社が潰れかけていましたが、会社が潰れてしまえば自分の価値も多少は影響されてしまいます。

職が無くなるわけだから、仮に声をかけられたとしても足元を見られた条件提示となってしまうのです。

 

自分を高く売ることを考えた場合は、”潰れた会社”というだけで不利になってしまうことがあります。

やりたい仕事が他にある

新卒の時に見えなかったことがあり、働いてる中で他業界の仕事に興味が湧いたり、同業界でもっと上の会社でもっと上の仕事がしたいと思うことがあるでしょう。

 

そう思ったなら、興味のある仕事をしている人たちの話を実際に聞いて、転職を具体的に検討すればよいと思います。

ただ、ちょっと立ち止まって考えて欲しいのは、

 

その仕事(やりたいこと)が本当に今の会社で実現できないことか?

 

ということです。

 

部署移動、もしくは今の部署で自ら動くことで実現できる可能性があるのなら、まずはそこで努力することが大切だと思います。

自分がやりたい仕事を転職後すぐやらせてもらえるとは限りません。

さらにそこでは新たな人間関係や労働環境が待っています。

 

「こんなはずじゃなかった」

 

と思わないように、まずは今の環境をもう一度冷静に見つめなおしてみましょう。

やりたい仕事に向けて今の環境で努力した後に、ダメなら転職すればよいのです。

 

ただ、やりたい仕事を見つけれらことはとても良いことです。

なので、それを実現するために今の会社より転職した方がパフォーマンスを出せると確信できれば今すぐ転職すべきです。

転職(仕事)探しの基準

次に、いざ転職をしようと思った時、どのような基準で仕事を探すべきか。

先ほどの転職きっかけの中で「やりたい仕事がある」人はそれに向けて走ればいいですが、そうではない人はどうするべきか。

「自分の喜びを知る」

「自分の市場価値を知る」

この2つの視点で考えていきたいと思います。

自分の喜びを知る

転職先を考えるにあたり、

 

・この業界が良い

・勤務時間は定時がいい

・給料はこれくらいほしい

 

などなど、様々な条件がありますが、こういったスペック以外に考える基準としたいのが、

 

「これまでどういった時に喜びを感じてきたか」

 

それがきっかけになるかもしれません。

 

事務の仕事をしているけど、バイト時代に接客をしてお客さんと話をするのが楽しかった。

そんな人は営業向きかもしれません。

 

サークルでいつも面白いイベントを考えていて楽しかった。

そんな人は企業のマーケティングセクションやイベント会社に向いているかもしれません。

 

そういった喜びは、給料や労働時間を気にしなくなるくらいの威力を発揮します。

 

ほんの些細な日常の出来事でもよいので、思い出してみましょう。

自分がどんな場面で喜びややりがいを感じていたか。

 

そこにはきっと何かの共通点があるはずです。

それがきっかけで、今まで思いもしなかった仕事が候補にあがるかもしれません。

 

可能性は無限大です。

自分はこうと決めつけずに一歩引いて見つめなおしてみましょう。

自分の市場価値を知る

次に考えるべきことは、自分が市場からどのように見られているかを正確に知ることです。

 

どのような企業からどのような仕事・スキルが評価されているのか。

自分の年収価値やオファー需要はどれくらいなのか。

 

これを知ることで思いも寄らない適性が発見できることもあります。

適性検査サービスを利用する

まず自分の市場価格とオファー企業を知るためには「ミイダス」という無料適性検査サービスがオススメです。

【公式】ミイダス

自分のこれまでの経歴やスキルを答えていくことで、市場価格と相性の良い企業がわかります。

私の診断結果はこちら。

今の経歴なら年収780万円が平均だとわかります。

さらに、面接確約オファーが2,000件以上あります。

 

自分の市場価値を正確に知ることで、今の適性や企業から見られてる自分像を知ることができます。

無料診断ですので、まずは適性を見てみましょう。

スカウトサービスを利用する

あるいは、もうひとつオススメなのは転職サイトのスカウト制度を利用することです。

リクナビNEXT」には、職務経歴や転職希望条件などを匿名で登録しておくと、興味を持った求人企業や転職エージェントから直接オファーが届く「スカウト制度」というサービスがあります。

私自身もこれがきっかけで転職しましたが、サイトに掲載されていない非公開求人を含む多数の求人情報が届きます。

それをチェックすることで、

・どのような業界の

・どんな会社に

・どんな経験が評価されているのか

を知ることができます。

今の市場での立ち位置をするために是非とも活用されるのをオススメします。

転職の適齢期はいつ?

最後に転職の適齢期について経験を踏まえてご紹介します。

結論から言うと、すべての可能性を考えるなら26歳~28歳です。

 

それは「他業界」を目指すことも含めて考えるとそうなります。

26才~28才は、言わば会社にとって”ちょうど都合の良いタイミング”です。

 

社会人としての一定のイロハが身についてるが、会社には染まっていない。

 

新入社員は入社当時は当然生産性がなく、3,4年は育てる人件費がかかります。

それが、この年齢で入社すれば、教える土台はできているが前職のカラーに染まっていないという、まさに”ちょうど都合の良いタイミング”なのです。

 

私は実際に27歳で転職ましたが、25歳くらいからエージェントに登録し始め、この26歳~28歳のスカウトメールの量は凄まじかったです。

 

また個別に面接や勧誘の電話がくることも多々ありました。

他業界も含めて移るなら絶好のタイミングだと言えます。

 

この年齢を過ぎて30代前半~中盤になると、転職のタイミングとしてはまだまだ大丈夫ですが、あくまでも”前職の経験を生かして”というタイミングです。

会社はあくまでも即戦力かつ、その領域でのエキスパートになることを望む年齢だからです。

 

なので、今の業界や職種での転職を考えるなら30代でもまだまだいけますが、他の業界も含めて自分の可能性を探りたい人は、20代のうちから準備を始めることをオススメします。

まとめ:情報接点を増やすことが成功への秘訣

以上、転職すべきなのかお悩みの方へ転職の判断軸と転職の方向性・時期についてご紹介させて頂きました。

これらに共通することを最後にお伝えすると、積極的に動いて情報収集をすることです。

 

転職は情報が命です。

私の転職活動を振り返ってみても、WEBから、人から、様々な情報が自分に入るようにすることが一番大事だと実感しました。

 

情報のネットワークを増やすことで本当に自分は転職すべきなのか、自分に合った仕事は何なのか、が徐々に見えてきます。

 

また、人のネットワークを増やすことで本当に自分が得た情報が真実なのかを見極めることができます。

悩んでいる時間があれば、まずは行動してみましょう。

 

人生は一度きりです。

皆さんの転職活動が後悔の無いものになることを願っています。

-転職