陸マイラーにとって改悪はつきものです。
LINEルートの閉鎖が予告され、東急ルートが騒がれていますが、いつも改悪されては新しいルートを開拓していくのは執念そのものですね。
かつては交換率90%という驚異のレートが存在していました。
あの頃は陸マイラー界では「バブル」と呼ばれています。
私もその恩恵を2年くらい経験させてもらいましたが、そんな陸マイラーの栄光と改悪の歴史を振り返ってみたいと思います。
【2012年3月】ソラチカルート誕生
2012年3月。
陸マイラーとしては記念すべき日となりました。
「ANA To Me CARD PASMO JCB:通称ソラチカカード」の誕生です。
”ANAカードとPASMO機能付きカードが初めて一枚になったカード”ということで発表されました。
普段のメトロ利用とJCBでの買い物利用で貯まったポイントをお得にANAマイルに交換できることがメリットでした。
この90%の交換率というのが後に威力を発揮していくのです。
【2015年8月】ANAパパさんがソラチカルートを紹介
それから約3年。
陸マイラーの師匠である我らがANAパパさんがソラチカルートを紹介されました。
当時、まだまだメジャーではなかったポイントサイトの存在に着目し、そのポイントをメトロポイントに交換するルートを発見。
ポイントサイトからANAマイルへの交換率90%を実現させたのです。
当時、僕が何度も読んだ記事がこちら。
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【ソラチカ】 年間216,000マイルを生み出すソラチカカードの破壊力 - ANAとマイルのパパじゃない
kowagari.hateblo.jp
あの時の衝撃は凄かったですね。
最初は、「そんな美味しい話があるわけがない」
と思って読んでましたが、読み進めるうちに
「え、これ本当に怪しくもなくすごいマイル錬金術だよ!」
とテンションが上がっていったのを覚えています。
さらに、マイルを貯める時に一番効率の良いクレジットカードとして「ANA VISAワイドゴールドカード」も紹介。
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最強ANAカード ANA VISA ワイドゴールドの最大還元率1.72%はどうやって実現するか - ANAとマイルのパパじゃない
kowagari.hateblo.jp
当時のマイル還元率は最大でなんと1.72%でした。
ANAパパさんの他にも理系マイラーさん、sasaさん、などの大御所陸マイラーが次々に登場。
これらのブログがきっかけに、一気にポイントサイトやソラチカルートが世の中に広がっていきました。
【2017年4月】ジャニーズ風間くん修行発覚
陸マイラーがじわじわ増えていたある日。
日テレの「メレンゲの気持ち」にジャニーズの風間くんが出演した際、なんとステータス修行をしていることを発言していました。
15分滞在で飛び立ったり、行き帰り同じCAさんだったりという異常っぷりが紹介されました。
この時の発言が注目され、のちに「沸騰ワード」にてステータス修行が度々取り上げられるようになりました。
ステータス修行=ジャニーズ風間
という構図が出来上がり、なんとANAのキャラクターにまで抜擢。
この一連の露出が影響して、これまでニッチだった陸マイラー及び修行僧が一般層にまで広がったきっかけになったことでしょう。
【2018年3月】ソラチカルート改悪
マイルバブルが続いていた約2年半。
その日は突然訪れました。
「ソラチカルート改悪」のお知らせです。
ドットマネーはじめ、各ポイントサイトから東京メトロポイントへの交換が一斉に閉鎖されてしまったのです。
ブログだけじゃなく、先ほどの風間君や番組の影響もあったのか、陸マイラーが増えすぎたのでしょう。
この時は、まるでこの世の終わりかのように
「もう陸マイラーの時代は終わった」
「ポイ活やめます」
といった絶望の声が溢れていました。
そんな時に唯一戦場の中で生き残った勇者がいました。
そう、LINEポイントです。
90%には及ばないものの、81%の高還元でソラチカルートへの道が開けたのです。
まさに救世主!!
ポイントサイトからの交換手順は増えましたが、JALの52%と比べてまだまだお得なルートとなったのです。
こういったルートをすぐ見つける人、ホント頭が下がります。
【2019年10月】ハピ友改悪
続いてポイントサイトの紹介制度にも改悪の波が。
ほとんどのポイントサイトで紹介制度がありましたが、圧倒的に稼げたのがハピタスの紹介制度でした。
友達の紹介人数によって、毎月友達の獲得ポイントの数十%もの紹介ポイントがもらえてました。
ブログで友達を紹介して、紹介ポイントをもらう。
この方程式がバッチリはまり、多くの陸マイラーにとってまさに不労所得のような夢の紹介制度でした。
それがついに令和元年の2019年10月に終了してしまいました。
新しい紹介制度はまさに大改悪そのもの。
表向きは最大45%とか言ってますが、現実的にはあり得ない条件で、多くの陸マイラーにとって大幅な収益減になったことでしょう。
私も35%の紹介ポイントから10%まで激減。
毎月のことだったので、これは本当にダメージが大きかったですね。
【2019年12月】LINEルート閉鎖
ハピ友の改悪に落胆していた2019年9月30日。
平成最後の日にさらに衝撃的なニュースが飛び込んできました。
LINEルートの閉鎖です。
ソラチカルートへの唯一の砦だったLINEもついに終了。
やはりすべてのポイントがLINEポイントに集中したら耐えられなくなりますよね。
いずれあると思ってましたが、逆に今まで粘ってくれて感謝です。
もう万事休すかと思いきや、ここでも救世主が現れます。
「東急ルート」です。
ドットマネー経由で東急ポイントが開通したことをきっかけに、ANAマイルへ75%の還元率が実現しました。
LINEルートからは6%の減となりますが、交換期間は逆に短くなったりまだまだ活用できるルートとなりました。
今回の発表でも、LINEルートが弊社されたその日に代替ルートを検証する陸マイラーたち。
「改悪なんかに負けてられるか!」
という執念ですね。
改悪との闘いは続く
陸マイラーがメジャーになり始めて約4年。
栄光と改悪の歴史を振り返ってみましたが、特にこの1,2年で劇的に色んな動きがありました。
陸マイラーと修行僧が増えた影響なのは間違いないですね。
この先も増えることはあっても、急激に減ることはないと思うので、これからも改悪は続くでしょう。
そして、上級会員も増えすぎているので、いずれここにもメスが入ることが予想されます。
それでも我々のマイル愛が無くなることはありません。
これからも改悪というモンスターとの戦いは続くことでしょう。
この世にマイルがある限り。