2日目。
今日はさっそく遥々セブからフェリーでボホール島へ向かいます。
ボホール島といえばメガネ猿の「ターシャ」と「チョコレートヒルズ」で有名です。
とはいえツアーで行かず、自力で目指します。
場所もはっきりわからない中、どうなることやら行き当たりばったり旅です。
まずはセブシティの港へ向かいます。
朝は大混雑!ボホール島へのフェリーは早起きして行きましょう!
マクタン島にあるホテルから港へはタクシーで約50分。
港からは色んなフェリーが出てますが、有名なのは「OCEANJET」という会社。
こんな感じの時刻表です。
7時にホテルを出発して8時のフェリーに間に合うかなぁなんて話をしておりましたが、この後とんでもないことに。
さっそく渋滞です。
というのも選挙運動期間とのことで、道路の1車線を完全に占領してパレードしてました。
ただでさえ、朝のセブシティまでは混むみたいですが、さらにヒドイことになり結局港に着いたのが8時40分。
次の9時20分かと思っているとチケット売り場には長蛇の列が。
あうちです。
結局9時20分もソールドアウトで10時40分かと思ったところ、ビジネスクラスなら空いていると。
値段はエコノミーの倍の1000ペソだったけど、プラス1000円ちょっとで時間短縮できるならとビジネスで搭乗。
船の中はこんな感じ。
エコノミーは詰め詰めだったけど、ビジネスは飛行機みたいでゆったりです。
部屋やトイレも区切られており、航海時間を考えれば値段以上にビジネスの価値ありです。
約2時間でボホール島、タグビララン港へ到着。
到着してまず待ち受けているのは勧誘の嵐!
ホテル、レストラン、アクティビティなどあらゆる人が声をかけてきます。
普段なら無視したいところですが、この後のアテが無いので色々話を聞いていると3,000ペソで1日チャーターできる車と交渉成立。
ガソリン代などもすべて込みとのことで行きたい場所を伝えて車に乗り込みました。
まずはお昼も近いということで、腹ごしらえも兼ねてロボク川のクルーズランチです。
港から約1時間、とんでもなく飛ばすタクシーに危険を感じながら到着しました。
ライブを聴きながらまったり川下りランチ♫
こんな感じの船に乗ってバンドを聴きながら川下りしていきます。
ヤシの木に覆われた川をビールを飲みながら進んでいくのはまったりしていて癒しな時間でした。
途中こんなところに寄ったりもします。
一応現地人という設定みたいですが、かなり観光地化(笑)されています。
それでもアーチェリー体験できたり現地人と写真撮れたりそれなりに楽しいです。
チップも強制されないので休憩に寄ってみましょう。
船は1時間ほどで出発地点に戻ってきます。
思ったりも小さ過ぎ!?メガネ猿ターシャはいずこへ?
そして、次に向かったのがボホール島で有名なメガネ猿「ターシャ」
小さな森のようなところにターシャが何匹か生息しています。
参加者はまずは英語で説明を受けます。
触らないように、カメラのフラッシュは使わないように、などです。
説明が終わると決められたルートを歩いていきます。
途中、ターシャポイント的にマークされている先を見ると、、、いました、ターシャ。
小さっ!!!
この真ん中にいるやつです。
るるぶとかだったら拡大して見てたから、すごく鋭い目線の力強い動物をイメージしていたのに正直拍子抜けでした。
しかも夜行性で昼間はほとんどこっちを見てくれず影に隠れています。
スマホじゃほとんど見えないので、露出を調整できる一眼レフなどで撮った方が良いでしょう。
まぁ、それでも変わった生き物なのでとりあえず見ておいて損はないかな。
ニョキニョキニョッキ!のチョコレートヒルズ
気を取り直して向かったのはターシャと同じくボホール島の観光名所「チョコレートヒルズ」
ターシャの場所から車で30分もしない場所に展望台があります。
かなりの心臓破りの階段を上った先に絶景が広がっています。
それがこちら。
何百もの山々がニョキニョキとそびえ立っており、乾季のこの季節だけチョコレート色に染まることからこの名前がつきました。
なんでこんな景色が生まれたのかはわかりませんが、かなり摩訶不思議なこの光景はなんだか昔の景色を見ているようで新鮮でした。
実はこの景色、地上で見るとまた変わった風に見えるので、是非地上からも見てみてください。
それを次にご紹介。
ボホールに行ったら絶対体験!田舎道をバギーでぶっ飛ばす「ATV」
チャーターしたドライバーが超オススメするとのことで向かったのは、日本でいうバギーが体験できるという場所。
バギー!?
本当に面白いのか?
と半信半疑で向かいましたが、これが超!面白かったのです。
このバギーに乗って田舎道を爆走するのです。
天気も良く、走っているだけで本当に気持ち良い。
舗装されていない本当のローカルな道を進んでいくので、地元民が普通に生活しているシーンが見れたり、子供たちが声をかけてきたり、リアルな生活風景がよかったです。
そして、バギーで走りながらチョコレートヒルズを下から見上げるのもこれまた絶景です。
このバギーとチョコレートヒルズとのショット、お気に入りの1枚です。
そんなこんなで1時間。
最後は友達とレースみたいになって怒られたけど、この旅で一番楽しかったアクティビティかもしれません。
まだ情報誌とかにはあまり載っていない穴場ですが、是非是非体験してみてください。
セブへの帰りの最終便に乗り遅れる事件発生?
そんなこんなのボホールトリップ。
そろそろ最終のフェリーに乗り遅れてはまずいとタグビララン港に戻ったところ、行きのセブシティにもまさる人だかり。
しかも、なんだか殺気立ってるではないか。
なんと、まだ時間が17時台にも関わらず、この日のナイトシップも含めてすべてソールドアウトとのこと。
えええええ!!!!!
ありえません。
ボホール島から帰れないという最悪の事態。
同じように呆然としている観光客が多数。
船をヒッチハイクしてやろうかと真剣に考えていたところ、一人のタクシードライバーと話をしている中で「トゥビゴン」というセブ行きの船が出ている別の港があるとのこと。
時間はすでに18時。
トゥビゴン最終の船が19時30分にも関わらずここから100km近くあるとのこと。
それでもこのドライバー、トゥビゴンには友達がいるからフェリーチケットは確実に取れる、そして、船には間に合うとのこと。
どう考えても怪しさ満載ですが、今はこの怪しいタクシードライバーを信じるかボホール島で一夜を過ごすしか選択肢がありません。
ということで、信じるぜ兄ちゃん!!
1時間半後に出る船を目指して100kmの道のりをタクシーで目指す。
この絶体絶命の状況が何だか楽しくなるおかしなテンションに陥っていました。
そして、怪しかった兄ちゃんがとんでもないスピードで飛ばし始めました。
本当に時速100km以上で反対車線=追い越し車線の勢いでグングン抜いていきます。
本気じゃねーか兄ちゃん。
そして、本当に1時間ちょっとで100kmの道を走破してしまったのです。
港に着くと約束通り船のチケットまで用意してくれて、疑ったのを謝りたいくらいのできる兄ちゃんでした。
信じるものは救われる。
まさに救世主でした。
セブ島行きのこの船を見た瞬間、すげー達成感。
帰れるよオレたち!とやたらテンションが上がりました。
まだ2日目だというのに波乱万丈の旅の予感。
明日はいよいよダイビングに挑戦です!!