日本でプロサッカー選手になってもいないのに、ヨーロッパの1部リーグでプロサッカー選手になれると言ったら、あなたは信じますか?
これから話すのは、僕の実体験の話で日本でなかなか評価されず単身ヨーロッパへ行き、プロサッカー選手になるまでのお話です。
初めての海外や、言葉の壁をどう乗り切りプロサッカー選手になれたのかを、この記事で紹介していけたらなと思います。
全国大会に出てすらいない無名のサッカー選手
高校生卒業と同時に、プロサッカー選手になりたいと思ってサッカーをやってきました。
しかし、高校3年生の「全国高校サッカー選手権北海道予選」で勝つことができず、全国大会に出場することも、プロサッカー選手になることもできませんでした。
正直、この時はサッカーを辞めて普通の大学に行って就職しようとも考えましたね。。。
そんな時に、中学・高校の先輩から連絡が来たのです。
その先輩は、高校卒業と同時にヨーロッパの「モンテネグロ」という国でプロサッカー選手として活躍していました。
海外での生活の話、サッカーの話をたくさん聞いていくうちに、僕も今すぐヨーロッパに行ってサッカーをしたいと思いました。
今思い返せば、あの時先輩からの連絡がなければプロサッカー選手になることはなかったでしょう。
連絡を取り終わった後、じっとしていられずネットで「ヨーロッパでサッカー選手になるには?」と検索していました。
すると、たまたま見た記事で、「ヨーロッパ1部トライアウト募集」というものを見つけたのです!
僕はすかさず、記事に書いてある連絡先に電話をし、参加したいことを伝えました。
そしたらなんと、
快く受け入れてくれて、なんとかトライアウトを受ける権利を得ることができました!
日本出発→モンテネグロへ
トライアウトを受けることができるのはいいけど、どのぐらいの確率で受かるものなのか当時の僕は全く分かりませんでした。
それどころか、モンテネグロという国すら初めて初めて聞いた国だったので未知の世界です。。。
そしてついに、
日本を出発する時がきました!
トライアウトに応募してからやく2ヶ月後のことだったので、いろいろ準備する時間はありました。
ちなみに、海外に行くのは初めてでかなり緊張していたのを覚えてます。
モンテネグロまでの直行便はなく、イスタンブールで乗り換え後モンテネグロへ。
成田からイスタンブールまで、約13時間もあるのでしばし自由時間。
寝てたらあっという間にイスタンブールへ到着。
空港が広く、聞いたことのない言語が飛び交い若干パニック状態でした。
なんとか乗り換えることができ、目的地モンテネグロまで約2時間。
やっと着きました!
1月だったのですが、気候は日本とそれほど変わらず寒かったです。
これからとうとう、サッカー選手生命をかけたトライアウトが始まります!
生活のギャップについていけずサッカーどころじゃない
宿泊先は、代理人会社に用意してもらったシェアハウスになります。
トライアウト開始まで、1週間あるのでそれまでは自由行動。
食事に関しては、基本的に自分で用意しないといけないので自炊。
ただ、自炊といっても炊飯器もないのでお米は炊けないし、スーパーに行っても文字が読めずなんの商品なのかわからない。
なので、最初に3日間はよく腹痛になっていたのを覚えています。
そして、何よりもきつかったのが時差。
日本とモンテネグロの時差は7時間なので、ちゃんと時差ぼけになりました。。。
到着して3日後、ようやく時差ぼけもなくなり生活にも慣れてきました。
モンテネグロは、日本ほど都会ではないのですが、アドリア海を見渡せる人気の観光地でもあります。
トライアウトまで、観光地を巡ったりして時間を潰していました。
サッカー生活をかけたトライアウト開始
ついに、トライアウト当日。
トライアウトの期間は1ヶ月間で、その間にオファーがあればプロサッカー選手として契約。
オファーがかからなければ日本へ帰国。
残酷な世界です。
トライアウトは、現地のプロサッカーチームVSトライアウト生11人での試合形式になります。
ここでまず驚いたのが、モンテネグロ人の体のデカさ。
半分以上が185cm以上はあり、凄まじい骨格。。。
正直、ビビリはしましたがそんなことは言ってられません。
なぜなら、このトライアウト次第で自分のサッカー人生が終わるかもしれないから。
ウォーミングアップを各自済ませ、試合開始の時間はすぐにきました。
試合が始まると、自然と緊張感がなくなりいつも通りのプレーをすることができました。
相手は日本人より遥かに大きいし強そうですが、自分の通用する部分も多く発見できた1日。
初日が終わり、次の日にまた試合とかなりハードスケジュール。。。
もう寝ようと思っていた頃、現地のコーディネーターから一本の電話が。
内容は、
「明日からトライアウトは来なくていい」と言われました。
その時は、もうダメだと判断され帰国しないといけないの?
そう思っていましたが、その後こう言われました。
「明日からは、モンテネグロ1部リーグに所属するチームの方に帯同しろ」と言われました。
頭が混乱していましたが、めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています!
ちなみに、モンテネグロ1部リーグとはその国のトップリーグのことで、下には2部・3部と下位リーグも存在します。
レベルは日本のJ1の方が高いですが、プロになれると思ったら最高の気分でした!
モンテネグロ1部リーグのキャンプに帯同
翌日、チームに合流するため1時間ほどバスで移動。
その時は、緊張もしていましたがそれよりも、楽しみで仕方がなかったです。
バスを降り、チームのスタッフが迎えにきてくれました。
もちろん当初は、現地の言葉は何も話せないし聞き取れなかったので、話しかけられても笑って頷いたりしてました。
スタッフと一緒にチームの練習場まで移動。
練習場に到着すると、監督のところに行くよう言われていたので行ってみることに。
監督の元には、知らない日本人が1人いたので驚きました。
その方を、Tさんとします。
Tさんは、5年前に自分と同じようにトライアウトを受け契約した方でした。
監督の話をTさんに通訳してもらいながら話を聞いていくと、
「お前はまだ契約はしていない」
と言われたのです。。。
というのも、このキャンプでの出来を見て契約するかを決めるとのこと。
うっかり契約するものだと勘違いしていたのです。
でも、もうやるしかありません。
1週間のキャンプ期間を設けられ、本気で取り組みました。
トライアウトの結果は?
モンテネグロ1部リーグのチームのキャンプ帯同から1週間。
監督に呼ばれ二人きりに。
ここで合否が決まると思って手に汗を握りながら話を聞いていたのを覚えています。
結果は、、、
夢が叶った瞬間です。
すぐに、スタッフの方が数名きて契約書を持ってきました。
ここにサインすれば、僕もこのチームの一員に。
現地後で書かれているため、全く読めませんでしたが、給料と契約期間だけ説明してもらいサインしました。
日本では、全く評価されずプロになれなかった僕が、ヨーロッパの1部リーグでプロサッカー選手になれたのです。
今回は、無名のサッカー選手がプロサッカー選手になるまでの過程をお伝えしました。
また、続きの2話もあるのでそちらの記事もぜひ読んでみてください!
契約後、どのような生活になったのかを詳しく書いています。
最後まで、読んでいただきありがとうございました!
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