
YouTubeショート「世界エアラインノート」で紹介した内容を、記事でくわしく整理しています。なお、この記事は公開されている情報をもとにまとめたもので、実際に搭乗して取材したものではありません。
シンガポール航空ってどんな航空会社?

シンガポール航空のエアバスA380(シンガポール、2024年)【画像:Bahnfrend/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)】
シンガポール航空は、シンガポールのチャンギ空港を拠点にする、国を代表する航空会社です。誕生は1972年。航空連合(アライアンス)はスターアライアンスに加盟していて、同じスターアライアンスのANAなどとマイルをためたり、乗り継いだりしやすいのが特徴です。
総2階建ての大型機エアバスA380も飛ばしていて、A380にだけある個室「スイート」は、この会社の看板のひとつ。東南アジアの真ん中にあるチャンギ空港で乗り継いで、東南アジア各地やオーストラリア、ヨーロッパへ向かう人にもよく使われています。日本からの就航空港や便数は時期によって変わるので、公式サイトで確認してください。
座席と運賃の目安
運賃は、日本から行ける行き先のうち、クラスごとに見つかった最安の例を載せています。シンガポール航空の場合は東京〜シンガポール往復で、2023年9月に販売された特別運賃(2024年1〜7月出発、燃油サーチャージ・諸税込みの総額)が根拠です(TRAICY 2023年9月23日の記事より)。時期・予約状況・為替で大きく変わるので、「どのくらいの価格帯か」の目安として見てください。
エコノミークラス:往復 約5万円から

シンガポール航空 A380のエコノミークラス【画像:Rudy Herman/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)】
エコノミーでも全席に個人モニターがあり、映画や音楽をたっぷり楽しめます。東京からシンガポールまでは片道7時間前後の長めのフライトなので、画面があるかどうかは過ごしやすさに大きく関わります。
プレミアムエコノミー:往復 約11万円から

シンガポール航空 ボーイング777-300ERのプレミアムエコノミー【画像:XiaYZ2023/CC BY 4.0(Wikimedia Commons)】
エコノミーとビジネスの間にあるのがプレミアムエコノミー。A380では座席の幅がおよそ50cm(19.5インチ)と広めです。さらに、後で紹介する機内食の事前予約サービス「ブック・ザ・クック」も、このクラスから使えます。

ビジネスクラス:往復 約17万円から

シンガポール航空 A380のビジネスクラス【画像:Edwin Leong/CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)】
ビジネスクラスの座席は、倒すと平らなベッドになるタイプ。夜の便でも横になって休めます。座席の形は機材によって違うので、予約のときに機材を確かめておくと安心です。
さらに上のクラス:ファーストクラスとA380の「スイート」

シンガポール航空のファーストクラス【画像:LWYang/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)】
ビジネスのさらに上には、ファーストクラスがあります。そしてA380だけには、扉の付いた個室の「スイート」が6室。運賃は今回の特別運賃の例には含まれていないため、記事では価格の目安は載せていません。
機内食:特別食の種類が豊富、メインを予約できる「ブック・ザ・クック」

シンガポール航空の機内で出されたサテー【画像:Jkr2255/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)】
シンガポール航空の機内食で有名なのが、シンガポール名物のサテー(甘辛いタレの串焼き)。路線やクラスによっては、こうしたシンガポールらしい料理を空の上で味わえます。
献立づくりには、1998年に始まった、世界の有名シェフによる「国際料理委員会」が参加しています。

シンガポール航空 ビジネスクラスの前菜【画像:Jeremy Vandel/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)】
スイート・ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミーでは、「ブック・ザ・クック」というサービスで、出発の24時間前までにメイン料理を前もって予約できます。機内で「食べたかった料理がなくなっていた」ということを避けられるのがうれしいところです。
また、ベジタリアン向け、イスラム教の人向け(ハラル)、ヒンドゥー教の人向け、子ども用など、宗教や体質・年齢に合わせた特別食も豊富です。申し込みの締め切りや選べる種類は路線によって違うので、予約後に公式サイトで確認しておきましょう。
客室乗務員:「シンガポール・ガール」とサロンケバヤ

シンガポール航空の客室乗務員【画像:Singapore Airlines/CC BY 4.0(Wikimedia Commons)】
シンガポール航空の客室乗務員は、「シンガポール・ガール」の愛称で世界的に知られています。会社の顔として、広告などにも長く登場してきました。

サロンケバヤの制服を着たシンガポール航空の客室乗務員【画像:Praziquantel/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)】
制服は、マレー系の伝統衣装をもとにしたサロンケバヤ。1968年にフランスのデザイナー、ピエール・バルマンが手がけたデザインが受け継がれています。生地の色は青・緑・赤・紫で、色によって役職が分かるようになっています。
サービス:会員ならどのクラスでもWi-Fiが無料
2023年7月から、無料の会員プログラム「クリスフライヤー」の会員なら、エコノミーを含むすべてのクラスで機内Wi-Fiが時間無制限で無料になりました(一部の機材を除く)。会員登録は無料なので、乗る前に登録しておくと機内でメッセージのやりとりなどができて便利です。

ラウンジ:チャンギ空港の「シルバークリス・ラウンジ」

チャンギ空港第3ターミナルのシルバークリス・ラウンジ(改装前)【画像:Richard Moross/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)】
拠点のチャンギ空港第3ターミナルには、シンガポール航空の「シルバークリス・ラウンジ」があります。2022年に改装され、ラクサや点心など、シンガポールの味が並びます。

シンガポール航空のシルバークリス・ラウンジ(改装前)【画像:juandazeng/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)】
スイートとファーストクラスの人には、さらに特別な「ザ・プライベートルーム」も用意されています。なお、ここに載せたラウンジの写真は2022年の改装前のものです。
まとめ:シンガポール航空はこんな人におすすめ
- 1972年誕生・スターアライアンス加盟。シンガポールのチャンギ空港が拠点
- 座席と運賃の目安(東京〜シンガポール往復、2023年9月販売の特別運賃の例):エコノミー約5万円から/プレミアムエコノミー約11万円から/ビジネス約17万円から
- さらに上にファーストクラスと、A380だけの個室「スイート」(6室)
- 機内食は特別食が豊富。「ブック・ザ・クック」で出発24時間前までにメインを予約
- 客室乗務員は「シンガポール・ガール」。制服はピエール・バルマンが手がけたサロンケバヤ
- クリスフライヤー会員なら全クラスで機内Wi-Fiが無料、チャンギ空港のシルバークリス・ラウンジ
東南アジアへの旅行や、シンガポール乗り継ぎでオーストラリア・ヨーロッパへ向かう人、そして「やさしいおもてなしと一緒に空の旅を楽しみたい」という人に、チェックしてほしい航空会社です。

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※運賃は2023年9月に販売された特別運賃(東京〜シンガポール往復、2024年1〜7月出発、燃油サーチャージ・諸税込み)の一例です(TRAICY 2023年9月23日の記事より)。座席・機内食・サービス・ラウンジの内容は機材や路線、時期によって変わります。最新の情報はシンガポール航空の公式サイトでご確認ください。写真はWikimedia Commonsのものを各ライセンスに従って掲載しています(ラウンジの写真は2022年の改装前のもの)。

