アマンの姉妹ブランドとして世界初のホテル、ジャヌ東京(JANU TOKYO)が遂にニューオープンしました!
麻布台ヒルズに2024年3月13日に誕生したばかりの新しい宿泊施設と言うことで、客室やレストラン、ウェルネス等、中は一体どのようになっているのだろう?とご興味のある方が多いのではないでしょうか?
本記事では、ジャヌ東京に実際に宿泊してきた体験記についてご紹介致します。
ジャヌ東京宿泊記【1泊2日】レビュー
ジャヌ東京 1階エントランス
JANUTOKYOは神谷町の5番出口直結で、六本木1丁目の駅からも徒歩圏内という好立地!
麻布台ヒルズメインタワーの右側に位置する、レジテンスA棟の1階から13階に入っています。

レジデンスAの入り口のすぐ近くに、ジャヌ東京の入り口もあります。

写真の右手にあるブティックでは、アマンエッセンシャルズというライフスタイルブランドのバッグ、アクセサリー、ホームウェアなどのアマンオリジナルのグッズやスパ用品が販売されています。
こちらは岩で作られたレセプションカウンター。
さすがアマンの姉妹ブランドということで、近代的かつ個性溢れるデザインとなっています。

JANU MERCATO
1階のレセプションカウンターのすぐ横には、イタリアンレストラン『ジャヌ メルカート』があります。
チェックイン前に、まずはこちらでランチを楽しんでいきます^^
ジャヌ メルカートは、中央に佇む大きな木が特徴的なイタリア料理のオールデイダイニングレストラン。
市場をイメージして作られたレストランと言うことで、ショーケースの中にはフレッシュな生鮮品がずらりと並んでいます。

大きな窓が設置されているレストランで、温かい太陽の光に包み込まれながら穏やかな気分でランチを楽しむことができます。

JANUTOKYOのレストランは料理だけでなく、お手洗いのデザインや清潔さも一級品!
白やグレーを基調としたシンプルなデザインで、壁にはおしゃれなアートが飾られています。
隅から隅まで清掃が行き届いており、洗面台の横にはハンドタオルも用意されていました。
ジャヌ メルカートにはアラカルトメニューもありますが、せっかくなのでコース形式でオーダーしてみました。
こちらは前菜の『春野菜のパンツァネッラ』です。

パスタの選択肢は3種類で、私が選んだのは『コンキリエ 蛸のラグー グリーンオリーブ』と言うメニューです。
蛸の旨味が貝殻型のパスタ”コンキリエ”にたっぷり染み渡っていて、非常に美味しかったです。
メインは富士山サーモン 蕗の藁のサルサヴェルデ。
サルサヴェルデはイタリアの定番ソースで、一般的なレシピはパセリをメイン食材として使用していますが、こちらは他のイタリアンではなかなか出会えることができない”蕗の藁入り”ということで新感覚の味わいです!
コース料理用に提供されている、スイーツはティラミス、パンナコッタ、チョコレートネメシスの3種類。

ドリンクは、カフェラテなどのコーヒー類や紅茶を選ぶことができます。
その他にもスープ、フォカッチャ付きで合計12,535円(2人分/サービスチャージ含む)。
お値段の分、どの料理もハイレベルで大満足のランチタイムを過ごすことができました。
JANU PATISSERIE
続いて訪れたのはジャヌ メルカートの奥にあるデザートカフェ、『ジャヌ パティスリー』です。
こちらのパティスリーで販売されているケーキはどれも美しいものばかり!
1番人気なのは、バラの花をモチーフにしたシグネチャーの『タルニー』でお値段は1,700円です。
クレームブリュレとローズ風味のラズベリージュレを、ベリームースとミルクチョコレートでコーティングしているんだとか。
チーズケーキやショートケーキなどの定番メニューもありますが、こだわりのクリームやエディブルフラワーが添えられていたりと、ひとひねり加えた華やかなデザインとなっています。

ジャヌ パティスリーのケーキはテイクアウト可能で、お部屋に持ち込んでお召し上がり頂くことも可能ですが、カフェスペースも併設されています。

今回試してみたのは、パンナコッタとフルーツタルトです。

フルーツタルトには、苺やラズベリーなどの果物が鮮やかにトッピングされています。
パンナコッタも可愛らしい盛り付けで、味覚だけでなく目で見て楽しむことができました。
ロビーフロア&飲食店の雰囲気
1階にもレセプションが設けられていますが、チェックイン自体は5階で受け付けが行われています。

多くのお客様に対応できるよう、5人以上の従業員の方々がスタンバイしていました。
ピークタイムはかなり混みやすいので、ロビースペースはもう少し広々としている方が好みかなという印象を受けましたが、すぐそばにはテーブルや椅子、東京タワーなどのランドマークが望める大きな窓が設置されているので、待ち時間の間も優雅な気分で過ごすことができました。

チェックインまであと少し時間があるので、他にも散策してみることに。
こちらのジャヌラウンジ&ガーデンテラスは5階のレセプションから奥に進んだ場所にあり、アフタヌーンティーとディナーが提供されています。
店内のテーブル席は13席とあまり多くありませんが、一つ一つの間隔が広いためゆっくりと過ごすことができます。
晴れの日はテラス席での飲食がおすすめです。
東京タワーと麻布台ヒルズの綺麗な景色を見ながら、非日常的な気分を堪能することができます。
ジャヌラウンジ&ガーデンテラスの奥にあるのは、『ジャヌ バー』です。
スタイリッシュなデザインの店内で、棚にはおしゃれなインテリアやアルコール類が飾られています。
ジャヌ バーは4階・5階という形で2つのフロアに分かれており、もし5階が満席だった場合はこちらの階段から4階のフロアに訪れることができます。
5階のロビーフロアを出て、左側にあるのが中華レストランの虎景軒(フージン)です。
オープンキッチンが見える奥行きのある広々とした店内。
ブラック×オレンジの天井が特徴的です。

20000円~88000円のコース料理メニューの他、アラカルトも充実しています。

続いて訪れたのは4階にある『ジャヌグリル』です。
こちらでは一般客向けのランチやディナーの提供も行われていますが、宿泊者専用の朝食会場となっています。

ジャヌグリルの入り口にはバーが併設されており、こちらは食事の前後で利用することが可能です。
グレーを基調とした、重厚感溢れる雰囲気。
テーブルと椅子は沢山準備されているので、ランチやディナータイムなども比較的予約が取りやすい印象です。

ジャヌウェルネス
ジャヌ東京は様々なシーンでご利用いただける8つのレストラン&バーだけでなく、4000mもの広さを誇る都内最大級のウェルネスエリアがあることも大きな魅力の一つ!
ジャヌウェルネスは宿泊者とメンバーシップ会員のみ利用できる施設で、ジムウェアや水着、シューズなどのレンタルを行っているため、手ぶらで気軽にアクセスすることができます。
ジャヌウェルネスを利用するにはまず、3階にある受付に訪れましょう。
今回はチェックイン前の利用だったため私服ですが、宿泊者は部屋に用意されているバスローブでスパやプールに行くことができます。
ジャヌウェルネスには5つのスタジオがあり、無料で使うことができるのはジムとプールのみ。
その他は有料となっていますが、どれも魅力的なメニューで色々と試してみたくなります!

男性用、女性用のチェンジングルームが用意されていますので、こちらでジム・プール・スパトリートメントなど各施設に合う服装に着替えて頂きます。
まず最初にご紹介するのは、24時間利用可能なフィットネスジム。
ランニングマシンをはじめ、エアロバイクにベンチプレス、お腹を鍛えるトータルアブドミナルなど、ホテルのジムとは思えないほど設備が充実しています。

プールの広さは距離25メートル・深さは1.3メートルで、4人まで同時に泳ぐことが可能です。

周りにはダイニングテーブルやソファ、デイベッドなどのインテリアが沢山設置されていて、ゆっくりと寛ぐことができます。
プールの横には広々と大きなジャグジーがあり、プールでひと通り泳いだ後はこちらのジャグジーで身体を温めることができます。

その他、ジャヌウェルネスにはプールエリア以外にもトルコ発祥のスチームサウナ『ハマム』・ロシア発祥のドライサウナ『バーニャ』などのプライベートスパハウスもありますので、サウナ好きの方は是非チェックしてみて下さいね。
全9室のプライベートトリートメントルームでは、全身からフットケアまで多彩なトリートメントを受けることができます。


施術中はフルーツやドリンクなども提供されるので、心身共にリラックスすることができます。
こちらはボディトリートメントが受けられる、ベッド付きのスパ専用ルームです。
ボディトリートメントに使用しているのはオリジナルコスメブランド、『アマンエッセンシャルスキン』のアイテム。
紫玄米ぬかエキス、藍エキスなど日本で古くから愛されてきた美容成分が配合されており、施術に使用しているこちらのコスメは1階のブティックでも購入することが可能です。
ジャヌウェルネスには、会員の方専用のメンバーズラウンジも備わっています。
会員になるとジャヌウェルネスとこちらのメンバーズラウンジの他、スパトリートメントの特別優待・ヴァレーパーキングの利用(5時間まで無料)などのサービスを受けることができます。

キックボクシングリングが置いてあるこちらのスタジオでは、多彩なクラスやプログラムが準備されている他、エキスパートによる指導を受けたい方まで様々なニーズに対応できるようになっています。
また、シミュレーションゴルフは30分5,600円で、ゴルフクラブが男性用・女性用と合計で3種類用意されています。


先程ご紹介したボクシングルームの横にはスピニングバイクが置かれているスタジオがあり、音楽に合わせながらテクノジム製のバイクを漕いで高負荷トレーニングを楽しむことができます。

ルームツアー【シティビュータイプ】
続いては、待望のルームツアーのご紹介です!
どんな景色が広がっているんだろう?と期待に胸を膨らませながら、いざ客室へ向かいます^^
今回宿泊するのは1114号室♪
シティビュータイプのお部屋です。
ヨーロッパ調にアジアンテイストを取り入れた、スタイリッシュな雰囲気。
インテリアデザインは、アマンのパートナーであるデニストン設計事務所のジャン=ミシェエル・ギャシー氏が手掛けたものです。
ベッドの上には麻素材のルームウェアが用意されている他、サイドには各種スイッチやコンセント・空調パネルが備わっています。
ベッドの反対側には左側にミニバー、右側にビジネスデスク、中央にソファ・丸形のテーブルなどがあります。
ビジネスデスクに置かれているタブレットにはホテル内の情報が登録されている他、ライトやカーテンなどの操作できたり、ルームサービスなどを注文することができます。
続いて、左側のミニバーに用意されているドリンクや各種備品について1つずつご紹介していきますね^^
上の段にはバルミューダの電気ケトル、ネスプレッソのコーヒーマシン、ミネラルウォ―タ―、インテリアとマッチしたデザインのアイスペール。
引き出しの中にはカップ&ソーサ―と、ネスプレッソカプセル6個・ジャヌオリジナルブレンドの煎茶や紅茶のティーバッグが入っています。
更にはルームサービスに加え、持ち込みで飲食を楽しみたい時にも便利なグラス類とプレート、コースター、カトラリー、ワインオープナーも用意されています。

一番下の段に備え付けられている、冷蔵庫の中身を見ていきましょう。
こちらのソフトドリンクは全て無料で、私が宿泊した日は富士ミネラルウォーターとコーラ、リラクゼーションドリンクのチルアウト、古代米ブレンドティー、フルーツジュースが用意されていました。
ソフトドリンクは無料ですが、扉に入っているアルコール類は全て有料です。

バスルームの引き出しには、沢山の無料アメニティが用意されています。

ちなみにお部屋にはスキンセットは置いてありませんが、タブレットでリクエストするとOSAJIというコスメブランドのスキンケアセットを届けてくれます。
クローゼットの中を開けると、バスローブ・ハンガー・スリッパが置いてあります。
こちらのバスローブがふわふわ素材で、心地良く過ごすことができました!
バルコニーの前には、程良いサイズ感のTVが設置されています。
実はこのように収納できるため、TV観賞時以外は収納用のスイッチを押して頂くと外の景色を遮ることなく、部屋からの眺望をお楽しみ頂けます♪

シティビュールームの醍醐味は何といっても、バルコニーテラスからの絶景!
麻布エリアが織りなす、イルミネーションのように美しい街並みを眺めながら、ゴージャスな気分に浸ることができます。
ディナー【JANU BAR】
ディナータイムに選んだお店は、4~5階のフロアにあるジャヌバーです。
昼間の散策中に訪れた時はどこかカジュアルな雰囲気も感じられましたが、夜になると一気にムーディーな空間に!

ジャヌバーに訪れたら、是非試して頂きたいのが海外で今人気爆発中のミクソロジーのカクテルです。
ミクソロジーカクテルとは、ドライアイスや炎を使って味だけでなく、見た目にもこだわっている新感覚のカクテル。
従来のカクテルに配合されているリキュールやフレーバーシロップを使わずに、新鮮なフルーツやハーブなどをスピリッツと一緒に混ぜて作られているので、素材そのものの美味しさを楽しむことができます。
アッサムティーやシャルドネをブレンドしたこちらのウェルネスは、演出がとても素敵でさっぱりと飲みやすかったです。
もう1つ注文した、こちらのカクテルはシヴェルニーと言う名前のもので、スパイシーで複雑な味わいでした。

ジャヌバーには、クラブハウスサンドイッチやリガトーニ・チーズセレクション・ナッツなど、アルコールにぴったりのメニューが充実しています。
こちらのクラブハウスサンドイッチは、フライドポテト付きのお得なグルメ。
肉厚なチキンやベーコン、新鮮な野菜が挟まれていて、今回の宿泊中に食べた料理の中でも特に美味しかったです!
キックボクシング体験
1泊2日の旅もいよいよ終盤!
朝を迎えた私たちはモーニング会場に行く前に、再び3階にあるジャヌ ウェルネスへ。

キックボクシング体験を予約していたので、朝から思いっきり身体を動かしていきたいと思います。
担当して頂いた先生は、元プロボクサーの島一生(しま いっせい)さん!
丁寧に指導してもらえるので、初心者の方でも安心して楽しむことができます。

モーニング【 JANU GRILL】
続いては朝の活力をチャージするために、モーニング会場の『ジャヌ グリル』へ訪れました。

オープンキッチンになっていて、席から調理の様子を見ることができます。
ほぼ全方向に窓が設置されていて、開放感のあるレストランです。
ジャヌグリルでは、洋食・和食・ヴィーガンメニュー・キッズメニューが用意されており、私たちは和食とヴィーガンメニューをそれぞれ注文しました。
和食には味噌汁にご飯、だし巻き卵・本日の煮物・本日のおかず5品(焼き魚、お浸し、お造り等)・デザートがついています。

ビュッフェはありませんが、これだけの料理がセットになっていれば十分に楽しむことができます。
ヴィーガンメニューにはビーツを使ったフレッシュジュースをはじめ、栄養豊富なスーパーフードとして大人気のチアシードを使ったプリンが用意されている他、米粉パンがあるところが日本人らしい♪
円安の影響で前以上にインバウンドの方が増えていることもあり、ジャヌ東京では多くのレストランでヴィーガン向けメニューを採用しているようです。
ホテル宿泊・アフターヌーンティー情報
宿泊情報
ホテル名:ジャヌ東京(JANU TOKYO)
住所:東京都港区麻布台1丁目2−2
チェックイン/チェックアウト:15:00(IN)/ 12:00(OUT)
1泊料金:14万〜28万円(時期により異なる)
アクセス:神谷町駅より徒歩10分
マップ:Googleマップ
アフターヌーンティー情報
店名:ジャヌ ラウンジ & ガーデンテラス
営業時間:12:00~14:00(1部)、15:00~17:00(2部)、
ディナー時間:17:00~23:00
料金:8千円(通常)、1万1千円(限定オファー)
ワンランク上のホカンスを体験
本記事では、2024年3月13日にニューオープンしたジャヌ東京の宿泊記についてご紹介致しました。
ジャヌ東京はお部屋からレストラン、ウェルネスまで全てにおいてハイレベルな宿泊施設。
全体的に落ち着きのある雰囲気で、リラックスして過ごすことができました。
しかも、神谷町駅まで直結とアクセス面において申し分がないところも、JANUTOKYOの魅力ポイントだと思います。
自分へのご褒美や結婚記念日などのアニバーサリーにぴったりなジャヌ東京にて、あなたも是非ワンランク上のホカンスを体験してみてはいかがでしょうか?