勇気を振り絞って「DMM英会話」の体験レッスンを受けてみました。
きっかけは海外旅行が大好きなので、もっと現地でコミュニケーションを取りたいと思ったからです。
海外旅行に行く度に英会話の本を買ったり、アプリで勉強してみたりしたけど、まぁ続かない。
そして、やった気になっていざ話す機会になると全然出てこない。
ということで、会話実践力を付けるために今流行のオンライン英会話だ!
そんなノリでやってみたいのですが、
自分でもビックリするくらい全然話せないよ!!
言ってることが分からない。
言いたいことが言葉にならない。
その無限ループの地獄時間が続きました。
海外旅行歴は長く、ホテルのチェックインとレストランの食事くらいはなんとかなってました。
だから、ちょっとくらいはいけるんじゃないかと変な自信がありましたが、その自信が粉々に砕け散ったのでした。
最初は日本人講師でレッスン教材が無難
DMM英会話のレッスンの流れを簡単にご紹介します。
無料体験レッスンの登録を済ませると、こちらのようなマイページになるかと思います。
まずは講師を選択します。
こんな感じで空き状況だけじゃなく、「初心者向け」などの特徴や口コミを見ることもできます。
最初なので、まずは日本人講師を選択。
レッスン方法は二つあります。
・レッスン教材に沿って進めていく
・フリートーク
のどちらかを選択します。
フリートークは初心者には厳しいとの事前情報を見ていたので、レッスン教材に沿って進めていくことに。
予約が完了すると、緊張感が増してきました。
楽しみでもあるのですが、自分が話せないことへの恐怖心と入り混じってなんとも言えない感情になっていたのです。
レッスンはSkypeで実施されますので、事前にインストールしておきましょう。
Skypeダウンロード
そして、いよいよレッスンの時間がやってきました。
英語が出なくていきなり日本語でギブアップ
実際の受講画面の掲載は控えますが、画面に講師が現われた瞬間はドキッとしましたね。
でも、向こうはこんな初心者の相手を何回もしてる人なので、慣れた感じで「ハロー」と語りかけてくれました。
いきなり英語でどんどん話かけてくるから集中力全開です。
元気?、はじめまして、みたいな中学生英語からはじまり、お互いの自己紹介に移ります。
そして講師が言いました。
「May I go first」
これが早速聞き取れなかった。
講師から自己紹介をはじめて良いのか?これすら聞き取れず話が進まない。
この時チャットで書いてくれていたのですが、それも気づかず日本語でフォローしてくれました。
その後は講師が自分の経歴を話してるのですが、それも断片的な単語しかついていけず自分の出番がきました。
事前に英語で自己紹介を準備していなかったこともあり、まぁ文章が出てこない。
「My name is・・・」
「From ・・・」
「I'm office worker」
「My hobby is travel」
これくらいで精一杯です。
先生から他に何か質問含めてありますか?
と聞かれたのですが、そもそも英語で出てこない。。。
我慢できずに日本語で
「す、すみません、英会話のレッスン自体がはじめてで、DMM英会話の流れやどのようにレッスンを受けたらいいか教えてください」
と聞いちゃいました。
英語で聞けない自分が情けない。
でも、英語で答えられても理解できないだろう。。。
すると、先生はレッスン教材の使い方や画面の見方を丁寧に教えてくれました。
教材を見ながら単にテレビ会議をするだけじゃなく、
「チャット」や「ノート」の機能があり、こっちが聞き取れない単語をチャットに入れてくれたり、講師が話した長文をノートに貼り付けてくれたり。
初心者でも進めやすいサポート体制が充実している印象を受けました。
先生から英会話でも何を目指したいか目標を聞かれました。
- 語彙力を付けたい
- とにかく話せるようになりたい
- きちんとした発音を伸ばしたい
- ビジネス英語を覚えたい
などです。
きっかけが海外旅行だと伝え、文法よりもまずは会話でコミュニケーションが取れるようになりたいと話しました。
すると、レッスン教材の中に「旅行と文化」というカテゴリーもあるのですが、まずは「会話重視のこの教材がいいよ」とアドバイスしてくれて、その教材に沿って進めることになりました。
一度ハマると全く頭に入ってこない恐怖感
先生が選んでくれたのが、
「How Was Your Trip?(旅はどうでしたか?)」
という会話カテゴリーの中で、旅行のテーマをピックアップしてくれました。
レッスン教材の流れはこうでした。
- Exercise 1:Vocabularyボキャブラリー
- Exercise 2:Dialogue Practice会話
- Exercise 3:Listening Comprehensionリスニング問題
- Exercise 4:Discussion議論
まず最初にボキャブラリーということで、例文を先生の後に読み上げて単語を学習します。
次に、例文に沿った会話を先生とキャッチボールするのですが、これも文章は書いてあるので、それを読むのでなんとか大丈夫でした。
が、この会話の後に、会話内容に関しての質問があったのです。
例えば、
「彼はどこを観光しましたか?」
みたいな感じです。
ここで一瞬時間が止まりましたw
さっきの会話は読み上げて安心していただけで、内容が頭に全く入っていなかったのです。
元の文章を確認して、カンニングした状態で答えるしかなかったのです。
自分のダメさ加減を痛感しつつ、次のリスニングゾーンに突入します。
急にペラペラ長文を話はじめる先生。
説明は聞いていた気がするのですが、突然のペラペラ英語に頭が追い付かず全然入ってきません。
一度分からなくなると、さらに焦ってより入ってこなくなる悪循環です。
もはやパニック状態です!!
またまた日本語で「すみません、これ何するんでしたっけ?」と聞いてしまう始末です。
長文の英語を聞いた後に質問に答えるシステムだと分かり、その質問文もレッスン教材に書いてました。
なので、その質問文に注意しながら聞けばいいと分かりました。
そして、最後は議論のフェーズに入り、
「どの国や場所を訪れたことがありますか?」
みたいな質問が来て軽いフリートークのようになります。
答えについて間違った言い回しや文法をその場で訂正してくれるので、とても助かりました。
そんな感じで5問くらい質問されたところで所要時間の25分が終了。
撃沈で疲れたけど楽しかった25分間
ということで、はじめてのオンライン英会話を体験した25分間。
海外旅行に行っているというちょっぽけな自信が一瞬で崩れ去り、自分が中高大と10年間学んできた英語はいったい何だったのか?
あまりにもできない自分を痛感しました。
ずっと緊張しっぱなしで終わった瞬間とても疲れました。
それでも、学校の授業がイヤとかそんな感じとは違って、英会話自体はちょっと楽しいかも?と思えました。
学生の頃の英語は「勉強としての英語」だったので、そこまでモチベーションが上がらなかったのです。
でも、いま英会話を勉強するきっかけは、自分が海外旅行や日本でのインバウンド相手にもっとコミュニケーション取りたいと思ったからです。
そんな前向きな動機だから英会話への意識が全然違います。
海外旅行で本場のサッカーを観戦した時に話かけられたサポーターと英語が話せたらもっと仲良くなれただろうに。
日本の空港で質問された外国人に英語が話せたらもっと良いおもてなしができただろうに。
こういった経験をしていた中で、いつまで経っても英語が話せない自分をなんとかしたいと思い30代後半になってしまいました。
DMM英会話のページにあったこの言葉
「いつか、話せるようになったら」
と思いながら、この歳になった。
これを見てドキッとしました。
俺のことじゃないか!!
今の日本人のことを見事に言い当てていると思います。
いつか、なんて言っていたらいつまで経っても話すことなんてできないのです。
言い訳ばかり並べてまた歳を取るだけです。
もう、これがラストチャンスだと思って前向きに取り組んでみたいと思います。