イタリアン カフェ・食

北新地のイタリアン「トムクリオーザ」で生涯忘れない衝撃のスープに出会う

2017年12月10日

昨日は嫁の誕生日でした。

毎年恒例の誕生日ディナーで向かったのは、北新地の隠れ家的イタリアン「トムクリオーザ」

ポンデベッキオで15年修行したシェフが独立したお店で超人気店です。

食べログでの評価はなんと4.32点!
4点越えは驚異的ですよね。

週末は予約が取りづらく念願の来店です!!

場所は北新地の本通からちょっと南に下ったANAクラウンホテルの近くです。


意外にも雑居ビルの2Fにありました。
入り口の扉を開けるのにちょっと緊張です。

意外にカジュアルな雰囲気と接客


扉を開けるとカウンター4席とテーブル8席のこじんまりとした店内。

常連と思われるお金持ちそうな年配カップル、マダムの集まり、OLと外国人の晩餐といったラインナップ。

明らかに一般ピーポーな我々ですが、平日だったのでスーツ姿で違和感ないと自分を信じて着席です。

メニューはランクによって3種類ほどあるようです(たしか7,000円、10,000円、15,000)

この日は10,000円のスタンダードコースを選択しました。

スパークリングワインで乾杯して料理を待っていたのですが、意外にもカジュアルな雰囲気かもしれません。

お客さんの層はレベルが高いのですが、シェフとスタッフの接し方がとてもフレンドリーというか自然体。

過度にお客様扱いしない、それでいて馴れ馴れしくないちょうど心地良い接客。

それが影響してか、みんな肩肘張らずに食事を楽しんでいて、とても良い雰囲気でした。

高級イタリアンというと構えてしまいそうですが、ここはそれとは一線を画してました。

生涯忘れられないであろう衝撃的なスープの味

さて、いよいよ料理の開始。

まずは一品目。カツオです。

カツオが隠れていてわかりづらいですが、表面をさっと炙っていて香ばしく、さっぱりしたソースとの相性がとても良く上品な味でした。

あと、サイドに付け合わせているフルーツトマト?なのか、とても甘い。

そして、2品目。

人生でトップ3に入るくらい衝撃の美味しさでした。

アワビと鯛です。

包まれた状態でテーブルにやってきて、「写真撮るなら今ですよ」とそっと一声かけてくれるスタッフさん。

その場で袋をカットしてくれると、そこから魚介の香りがふわっと広がって最高です。

まずはスープを一口。



なんだこれ!!
めちゃくちゃ旨い!!

これまでグルメ記事で散々旨いと書いてきましたが、断トツで衝撃的な旨さです。

アワビの香り、魚介の旨味、野菜の甘さが一気に口の中に広がって最高です。
この後、美味しい料理が続きましたが、これが突き抜けて美味しかったです。

ずっとスープだけを飲んでいられる。
それくらい忘れられない味となりました。

あと、それぞれの素材への熱の入り方。
芯まで熱が入っていて、それが香りを最大限まで高めてくれます。

この辺が他のお店とは違うレベルの高さだと感じました。

続いて生ハムと愉快な仲間たちです。

この生ハム。

それ自体が超貴重なハムらしいですが、店内で直前にカットされます。
なので、とても柔らかく甘く優しい味です。

周りの愉快な仲間たちと合わせて食べるのですが、個人的にチーズがベストマッチでした。

その辺の酒屋さんやスーパーで売ってるチーズとは明らかにコクが違いました。

それに甘い生ハムを巻いて食べれば旨いに決まっています。

続いて栗のチーズリゾット。

シンプルな料理ですが、シンプルに美味しい。

地味に栗の素材も良いものを使ってるのか、それ自体相当なクオリティでした。

続いて牛肉と思いきや、鹿です。
全然臭みがなく、かつ弾力のあるお肉です。

濃い味かと思いきや、逆に繊細な味。
牛肉よりもこういったクセのある肉の方がお店によって差が出ますよね。

締めのカニと豆のパスタです。

その前に「パスタの量を調整できますが、小盛or大盛できますよ」と優しく聞いてくれるスタッフさん。こういうの良いですよね。

カニのエキスたっぷりのソースに豆の香りがたまりません。
そしてカニがとても甘い。

最後にデザート。
梨とパンナコッタです。

まずはこの梨のデザートがお酒の後にちょうど良いのです。

おそらく生姜が入っているのか、ワインや肉でコッテリになっている口が一気にさっぱりになり、酔いが若干冷めるくらいでした。

そして、パンナコッタ。
ほんのりピスタチオの香りが広がり、甘すぎない美味しさでした。

食べログ4点超えのクオリティ

ということで、およそ2時間半のゆったりめのディナーでしたが大満足です。

美味しいだけじゃなく、肩肘張らない良い意味でのカジュアルな雰囲気と接客も良かったです。

料理はなんと言っても2品目のスープが忘れられない味となりましたが、全体的に印象に残ったのが素材への熱の入れ方です。

素材の芯まで熱が通っていて、かつそれによって素材の風味・香りが最大限に引き出されているように感じました。

これが他の名店と言われているお店との違いなのかもしれません。

お会計を終えて、スタッフ・シェフ一同がエレベーターまで送ってくれました。

それはVIP対応というよりおもてなし感があってそれも素敵です。

エレベーターを降りる時、

「また記念日に来よう」

そう思わずにはいられない、大切な日に行きたい素晴らしいお店に出会いました。

店舗情報

店名:トムクリオーザ (TOM Curiosa)
住所:大阪市北区堂島1-2-15 浜村サンプラザビル 2F
アクセス:JR北新地駅より徒歩3分
平均予算:15,000円
評価:
食べログ:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27075332/
一休:https://restaurant.ikyu.com/111001/

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