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【ブログ確定申告】経費として計上できる項目と計上割合を税務署に問い合わせてみた

2019年1月4日

今年はじめてブログ収入での確定申告をすることになり、収支をまとめています。

そこで誰もが迷うであろう道が、

・ブロガーとしての経費ってどこまで?
・項目は分かったけど、100%計上しちゃっていいの?

この2点だと思います。

最終的には管轄の税務署判断ということになりますが、大切なのは万が一調査が入った時に、

ブログ活動のために必要であったと答えられる根拠があるもの

これが色んな先輩ブロガーの記事を総括した計上できる項目とのことです。

そんな予備知識をベースに、実際に税務署に問い合わせしてみました。

その結果も踏まえ、私なりに調べてみた結果を備忘録的にまとめておきます。

税務署から指導があった大前提の考え方

まずは管轄の税務署へ問い合わせてみました。

経費として計上して良いものを確認すると、大前提の考え方を教えてくれました。

「事実」と「合理性」

ブログ収入を得るためにその経費を使ったかどうかの事実関係が、項目として計上してよいかの判断基準。

そして、

どれくらいの割合(%)を計上するかは合理性(物事が道理や論理に適っている)かどうかで判断されるとのことです。

合理性のところは解釈が難しいところですが、理想はエビデンスがあればよし。

ただ、それが難しい場合は、きちんと説明をして誰もが「あーなるほど。その考え方ならそうなるね」と理解できることを指します。

例えば、インターネット料金などの按分はハッキリ難しいと思いますが、

piko
1日の内3時間くらいインターネットを利用してますが、その内の半分くらいはブログの執筆や調べものをしています。 だから、インターネット料金3,000円の内50%の1,500円を経費として計上しています。

こう聞くと、「なるほど理にかなっているな」と思いますよね。

つまり、そういうことです。

このような大前提を元に経費の仕分けをしてみました。

ブロガーとして100%経費にできるもの

ブログで稼ぐためだけに直接的にかかった経費です。
逆に言うと、ブログをしなかったら必要なかったもの。

私が計上したものはこちら。

  • サーバー費
  • ドメイン費
  • ブログ有料テーマ
  • ブログ教材
  • アフィリエイト振込手数料

私は「エックスサーバー」と「エックスドメイン」を使用しています。

そして、このブログのテーマである「AFFINGER5」の購入費とブログの収益をアップさせるために勉強として購入した「note」がありました。

これらを100%経費として計上しました。

ブログをしていなかったら発生していなかったことだから、100%経費と胸を張って言えます。

また、アフィリエイトで収益を受取る時の振込手数料(A8.netなど)はもちろん100%ですね。

あとは、明確にブログのために使ったソフトウェアや書籍関係、セミナー参加費用なども100%計上できるかと思います。

ブログ以外プライベートにも使っているもの

次に、ブログでも使っているけど、その他プライベートでも使っているもの。

例えば携帯電話やインターネット料金などです。

これをどこまで経費として計上してよいものか迷うと思います。
しかも、どれくらい?という明確な基準がありません。

ここで便利なのが50%という基準です。

半分というのは実に便利な数値で、白黒つけられない代表的な数値であります。

また、ほとんど半分にしておくことで変に儲けようとしていない正直者なイメージもつきます。

先ほどのインターネット料金の例のように、半分くらいはブログのために使用していると言ったら誰も否定はできません。

私が50%経費として計上したものはこちら。

  • インターネット料金
  • 携帯電話料金(端末+通信費)
  • パソコン購入費

インターネット料金はプロバイダやマンションで契約している光回線などです。

携帯やパソコンもブログを書いたりチェックしたりする以外にも、日々の情報収集が記事ネタにもつながっているので明確な線引きはありません。

なので「半分くらい」計上するのです。

ブログをしてなくても使っているもの

最後に経費として計上して良いか微妙なもの。

自宅の家賃や光熱費、ブログ記事に関わる外食費などです。

例えば、家賃だとすると自宅の作業スペースと全体の面積からその割合を家賃で割って計算していたりします。

家賃10万円で40㎡のマンションに住んでいて、ブログの作業スペースがおよそ10㎡(1/4)

だから、家賃10万円の1/4である2.5万円を経費として計上する。

という理屈です。

同じように電気代なども計算します。

でも、これってどうでしょうか?

たしかに作業スペースとしてはそうですが、ブログをしてなくてもかかっている費用です。

ということで、税務署にも直接疑問をぶつけてみたところ、

意外にも「合理性があれば問題ない」との回答でした。

ただし、本当にブログの収益を得るために必要だったと説明がつくのであれば、という前提付きです。

その場合、面積や時間で按分することは問題ないとのことです。

という回答を元に検討してみましたが、私はブログ用の作業スペースを設定しているわけではありません。

なので、仮にリビングとかで設定して面積で割っても、そこからさらにプライベートとの按分も必要です。

1日の内でブログを書いてる時間で計算すると、24時間の内せいぜい2時間程度でしょう。

仮に60㎡で月12万円の住宅費だとして、15㎡のリビングでブログを書いているとします。

まず面積としては1/4で月3万円が該当します。

次に1日の内2時間ブログを書いているとすると、3万円の1/12で2,500円です。

月々たったの2,500円です。

そう考えると、そもそも合理性のある説明が難しい中で2,500円のために危ない橋を渡るのを私は控えたいと思っています。

また、グルメ記事などの外食費も説明が難しいなと現状思っています。

私が経費として計上を控えたものはこちら。

  • 家賃
  • 光熱費
  • 外食費

少しでも経費換算したいからする人もいるみたいですが、私はまだこの領域に踏み入れるのは控えようと思っております。

一貫したルールとルールを変えないこと

ブロガーとしての経費の線引きはどこまでいっても明確な答えはでません。

大切なことは「ブログで収益を上げるために必要だった」と自信をもって答えられる判断基準をもつことです。

それをすべての項目で一貫したルールとしてしっかりと持ち、さらにそのルールを今後変えないことです。

そうすれば、税務署に怪しまれる確率は少なくなり、万が一調査が入って指摘されたとしても大事故にはならないはずです。

間違っても”所得隠し”にならないように真摯に対応すれば、そんなにビビることでもないのです。

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