仕事 日常

東京オリンピックに向けて文科省が検討してる「週休3日制導入」は本当に実現するのか?

2015年4月18日

東京オリンピックが開催される2020年に向けて文科省が掲げた「夢ビジョン2020」

これは2020年を「新たな成長に向かうターゲットイヤー」として位置づけ、「日本社会を元気にする」ための案らしいが、その中で週休3日制導入も入っている。

ネットではこれが絶対無理だろと議論となっているけど、激しく同感。
もうね、上辺だけの話はやめようよ。

これ形の話ってどれだけ強制力があるかだよね。
言うのは簡単。でも、それを実現するのとは訳が違う。

ノー残業デーやら、休日出勤の禁止、代休取得、月残業80時間以内など、いろいろ公式に言っている会社多いけど、どれだけ強制力があるんだよ。

ルーティンの会社とか発注側の会社だとある程度強制的にできるのだろうけど、下請けの立場や機会に頼らず人で動かす仕事なんかは絶対無理だよ。

実態は毎晩深夜残業のサービス、休日出勤未取得、過労で倒れる、なんて会社はざら。

過労死でニュースになってる会社は大きい会社だから話題になってるけど、中小の下請けの実態はもっと悲惨な状態だよ。

出典:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/01/__icsFiles/afieldfile/2014/01/17/1343297_02_1_1.pdf

海外に比べて過酷過ぎる日本の労働環境と労働者の立場

海外の記者が「日本のサラリーマンの労働環境は囚人より酷い」って言っていたらしい。

情けないよね。

それにしても、日本の労働者は会社に対しての力が弱すぎる。

海外で日本の労働環境だったら確実に辞めていったり、ストライキになるに違いない。
でも、日本は奴隷のように働いてしまう。

周りがそのような環境だから自分だけそうすると、あいつはやる気のない奴だとか、そんなことになって結局がむしゃらに働くしかなくなってしまう。

そういえば、海外旅行に行った時に夕方5時くらいの電車はまさに帰宅ラッシュで皆一斉に帰っている。

毎日家族で夕食を囲む。それが当たり前で当然の権利だ。

そんな、当たり前のこともできずに終電で帰っているサラリーマンがどれだけいることか。

それが不満ならその職業を辞めたらいいと言う人がいる。

でも、そんなことを言っているから日本全体の労働環境が悪化していくのである。

かなり不平不満を言ってしまったが、世の中がこういう風潮になっていること自体は少なくともよいことである。

「夢ビジョン2020」の週休3日制はまずありえないと思うけど、これがきっかけで少しでも日本の労働環境が良くなることを期待したいと思います。

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