札幌すすきので一人晩ご飯、どうする?
大阪から札幌への出張。
朝からの仕事だったので前日入りしたものの、一人ぼっち。
晩ご飯をどうしようとかと思い一人でも入りやすい店をタクシーの運転手さんに聞くと、ジンギスカンの「めんよう亭」がオススメとのこと。
「先日、よく札幌出張がある東京の人に紹介すると、気に入って毎回通ってるよ!」と熱く語られました。
すでに一人ラーメンでも覚悟してた私は、一人ジンギスカンという新しい挑戦を決意したのでした。
雑多な外観と賑やかな店内
場所はススキノど真ん中の五条店。他にも札幌市内で数店舗あります。
お世辞にも綺麗とは言えない外観と赤提灯に緊張感が高まります。
「カウンターもあって店員のおばちゃんが優しくしてくれる」というタクシーの運ちゃんの言葉を再び思い出し、勇気を振り絞りドアを開けたのでした。
店内はテーブル3席とカウンター7席ほど。
すでにテーブルは満席でカウンターも2席しか空いていない人気ぶり。
ドアを開けた瞬間迎え入れてくれるかと思いきや、団体テーブルからの冷たい視線(思い込み)と店員の無反応。
あぁ、もうダメだ。
心はすでにズタズタ状態。
逃げたい、逃げたい、恥ずかしい。
賑やかな店内がさらに追い込んできます。
そんな時、店員さんがチラリ。
「何名?」
聞くなよ。
寂しそうなサラリーマンが佇んでる時点で1名しか考えられないだろ。
1名と言うと、団体客の「あいつ一人で来てるよ、、、」という視線(被害妄想)
あぁ、もう限界だ。
そんな中、ようやくカウンターに案内されてあらためて周りを見渡すと、カウンターも一人客がいなくカップル2組。
そして賑やかな団体客のテーブル。
タクシーの運ちゃん。
一人客なんて誰もいねーじゃねーか。
いや、これも経験だ。
そう自分に言い聞かせていると、おばちゃんが「200gくらい?」
なんだよ、何が200gなのか、メニューがなんなのかさっぱりわからん。
「100gだったら少ないから200gにしとくね」
そう告げられて勝手にオーダーが通ったらしい。
絶品ラム肉とビールで一人乾杯
とりあえず生ビールで乾杯だ。
うん、乾杯する人がいないよ。
乾杯しないってこんなにも悲しいものなのね。
そして、ラム肉セット200gがテーブルへ。
玉ねぎ、キャベツ、もやしが鉄板にどんと乗っています。
で、どうするんだ?
肉はどこで焼くんだ。
勇気を振り絞って店員に食べ方を聞くと、真ん中をあけて肉を焼くらしい。
聞けた自分、よく頑張った!
さて、ついに鉄板で肉を焼きます。
ジュー、ジュー、ジュー、、、
あぁ、なんだこの寂しい音は。
肉がジュージュー聞こえるのはそそられるはずなのに、何故か今日は寂しい。
でも、ビールが回ってきたから、だんだん周りのことなんて気にしなくなってきたぜ。
いい感じに焼けたお肉。
写真じゃイマイチだけど、めっちゃ美味しそうに焼けました。
特性ダレにつけてパクリ。
おーー柔らかい!!
本当に柔らかいぞ!!
ラム肉って硬いイメージだったのでびっくり。
そして、臭いが気になると言われるラム肉だけど、全然臭くない!
すげー美味い。マジで美味い。
やったぜタクシー運ちゃん!さっきまで憎かった運ちゃんありがとう!
そして、ビールをグビッと。
最高だよ。寂しいけど最高だよ。
ここのウリは「生ラムのジンギスカン」
一般的なジンギスカン店は凍らせたものを使っていることが多いらしく、硬く臭みが出てしまうとのこと。
でも、ここは生なので柔らかく臭みもほとんどないのです。
そんな時、カウンターの端っこに地元民なのか35才くらいの兄ちゃんが一人で座って同じく肉を食べはじめました。
おぉ!他にも一人客がいたとやたら安心感。
もうこうなれば怖いもの無し。お肉、野菜、ビールと最高のコンビネーションを堪能したのでした。
そんなこんなで1時間ちょっとで食事を済まし、ビール2杯で3500円くらいでした。
最初はビクビクしてしまったけど、慣れたらあんまり気になりませんでした。
というより、本当に美味しいので一人でも食べに来たいくらいです。
たぶん、また一人すすきの出張になればこの店に戻ってくることでしょう。
すすきので一人ご飯になった人、オススメです。
もちろん、カップルや団体でもね。
店舗情報
店名:めんよう亭 五条店
住所:北海道札幌市中央区南5条西4丁目
アクセス:地下鉄南北線「すすきの」駅から約3分
平均予算:3,500円
評価: