アジア 旅行記

千と千尋の神隠しの舞台「九份」でノスタルジックな気分に浸る:台湾旅行記3日目

2014年12月31日

3日目。
明日は早朝のフライトなので、実質最終日。

この日は今回の旅の最大の目的である、千と千尋の舞台「九份」へ行きます!
あの赤提灯の映画の世界があるかと思うと、とっても楽しみです。

まずは、「九份」への最寄駅「瑞芳(ルイファン)」までのチケットを予約しに台北駅へ。

名物駅弁を食べながら電車に揺られて「九份」へ

中央のホールはとにかくだだっ広く、切符を買う窓口と電照掲示板がありました。

「台北」→「瑞芳」の指定席を買います。

事前にメモを準備。

「莒光」→急行
「來回票」→往復

です。

ちなみに往復ではなく片道にした方が良いです。

理由は後程。
片道切符は「單程票」と書きましょう。

無事買えました。
夕方に合わせて出発なので、それまで市内をブラブラ。

中山周辺をぶらり。「林華泰茶行」で本格台湾茶を購入

電車時間までは昨日あまり行けなかった中山周辺をぶらり。

このあたりは日本の代官山や表参道、大阪で言えば心斎橋、南船場みたいな感じで、ハイブランドやオシャレなカフェ雑貨が並んでました。

その中で気になったのはホテルのパイナップルケーキ。

今回の旅で散々食べたけど、その中で一番美味しかったのは「ホテルオークラ」のパイナップルケーキ。


パッケージが日本ぽく変わっているのもお土産としては特徴的なのだけど、味も一級品。

この断面を見れば他のパイナップルケーキよりも濃くいい色をしてるのが分かると思います。

上品でいて甘すぎず、とっても美味しかったです。

その後は、会社の先輩に教えてもらったお茶屋さんへ。
お茶屋といっても、そこで飲むのではなく卸の店。

るるぶにも載っていない穴場です。
それがこちら。

「林華泰茶行」という名前の店で、MRT新蘆線「大橋頭」駅2番出口から南へ徒歩3分程度です。


店内はドラム缶に入ったお茶が並んでいて独特な雰囲気。

基本的には600グラム単位で売られていますが、相談すれば150グラムから可能です。

日本語が堪能なお父さんがいてるので、色々と聞いてみるとよいでしょう。

そのお父さんと相談して、台湾烏龍茶の最高峰「凍頂烏龍」を購入。

こんな感じで150グラムずつ真空パックにしてくれます。

お土産にはベタじゃなく知ってる感が出ていいですよね。

そろそろ時間になったので、いよいよ九份に向けて出発です!!

名物駅弁を食べながら電車に揺られて「九份」へ

台北駅に戻り、まずは駅弁を購入です。

台湾ではお弁当文化が浸透していて、街中でもやたら弁当かテイクアウトして食べている光景を見ます。

台北駅で一番有名なのはこちら。

「台鐵便當本舖」
名物スペアリブ弁当が美味しくて有名らしいです。

基本的なメニューはこちら。

炊込みご飯か白ごはんの違い、もしくは具の充実度が違う感じです。

あとは、ベジタリアン用の弁当もありますが、ここはご当地でしょう!!

準備が整ったので、プラットフォームへレッツゴーです。

少しレトロな感じが素敵です。

車内は日本の特急列車とほぼ同じ。
台北から瑞芳まで約40分の電車の旅のスタートです。

お待ちかねの駅弁を実食です。

お弁当は見た目はちょっとリアルですが、特製ソースがしみ込んだお肉は固くなく絶品でした。

味はかなりがっつり系なので、お腹を空かせて食べると美味しいでしょう。
卵のしみ込み具合も完璧です。

そんなこんなで移り変わる景色を楽しみながら40分。
着きました「瑞芳」

もっと辺鄙な駅をイメージしてたけど、結構、駅前通りもしっかりしてる駅でした。

そこから「九份」へはバスまたはタクシーです。

タクシーは固定で180元。
たまたま居合わせた日本人カップルと4人で乗車。

90元で行けちゃいました。
ラッキー。

車で飛ばすこと15分くらい。
いよいよ「九份」到着です。

ノスタルジックな世界に浸る「九份」

九份の麓はタクシーとバスでごったがえしてます。
月曜日でこれだから、土日はもっとすごい人だかりなんだろう。

ここから階段を上っていきます。
しばらくすると、あの階段下の光景に到着。

見たことある光景です。
でもまだ日が落ちる前だったので、雰囲気が出るのは夕景以降。

それまでは、まずは腹ごしらえでタロ芋ぜんざいを食べに、「阿柑姨芋圓」へ。

メインの階段を上りきったところくらいにあります。

こちらも有名店らしく行列ができてました。
1個40元で冷たいか温かいを聞かれます。

せっかくなので両方をオーダー。

頂上からの景色が見える場所で食べることができます。

絶景なりです。

ガイドブックなどでは冷たい方をオススメしてたけど、温かい方が豆の風味と甘みが出ていて美味しかったです。

でも夏は冷たいのが美味しいのかな。

その後は街がゴールドラッシュで栄えていた時の劇場や近郊の入口を観光。
劇場は雰囲気があって素敵でした。



九份は景色だけじゃなく、グルメや雑貨も色々あって、商店街が栄えています。



夕暮れ時に合わせてすごい人になるので、お昼の人が少ない時に散策することをおすすめします。

すっかり日も暮れて人も増えてきたので、湯婆婆の屋敷「阿妹茶樓」でお茶休憩です。

赤提灯に灯りが灯って、いい感じ。
よくガイドブックとかで見る光景です。

映画の中で見たような気がするこんな光景も。

夜に見るとちょっと不気味だけど、それが雰囲気があっていいよね。


メニューはあってないようなもので、4つの茶菓子がついたお茶セットが1人300元です。

きちんとしたお茶セットで淹れるお茶は雰囲気があっていい感じ。
九份の景色を眺めながらのお茶は贅沢な時間です。

お茶を終えて外に出ると身動きができないくらいの凄い人・人・人
6時~7時くらいはツアー客が集中する時間なので注意が必要です。

8時には一気に人が減って観光しやすくなるので、フリーの人は時間をずらすのもアリかもね。

お昼に撮影したメインの場所も、夜にはこんな違った雰囲気に。

ザ・ノスタルジックです。
九份に来たって感じですよね。

そうこうしてる内に8時過ぎになったので、台北市内に戻ることに。
そして、ここで衝撃の事実が!!

行きと同じように「瑞芳」駅までタクシーで行こうと思ったら、どうやら様子がおかしい。

なんと、帰りのタクシーは行先を台北市内へ限定して、それ以外はすべて拒否するのです。

なんてズルいんだ!!
しかも台北市内まで1,000元とふっかけてきます。

普通に電車で帰るのに対して5倍以上です。

ありえない、でも駅まで帰る手段がない。

ということで、同じような日本人をつかまえて相乗りしました。
それでなんとか1人250元におさまりました。

まぁ、相乗りはそれはそれで初対面の人と色んな旅の思い出で盛り上がったり台北の情報交換ができて面白いかったけどね。

そんなこんなでノスタルジックな雰囲気に浸った九份への旅が終わり、全体の旅も終わりをむかえたのです。

旅を振り返って

今回の旅は出発5日前に急遽決まった割には、中々充実した旅となりました。

台北は女子旅のイメージがあるけど、男でも十分楽しめるとこです。
むしろ夜市なんて男感バリバリです。

台湾人は親日家でみんな優しくしてくれるし、グルメも美味しいし気候も温暖。

日本人観光客のリピーターが多いのも納得できます。

僕もまだまだ行ききれてないし、また台湾に来ることになるでしょう。
次は台中や高雄の方にも行ってみたいな。

その時まで、再見!!

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