マイルはあるけど、特典航空券が取れない。
特にANAマイラーの悩みかと思います。
私もその一人で、先日GW10連休の際に全く空きが無くて途方に暮れていました。
そんな時に”ある方法”で理想の特典航空券が取れる確率が上がることを知りました。
それは、
仮予約の未発券状態のままより良いプランをギリギリまで探す
というやり方です。
座席をキープしたまま一部ルートを変更できる
これまでは理想のルートを求めて検索しては、、、
行きは良いルートだけど、帰りがイマイチ。
なんて検索を繰り返してると、行きも埋まってしまい振り出しに戻る。
そして、どこかで見切りを付けて発券してました。
だけど、予約した後にもっと良いルートが直前に見つかってキャンセルして変更。
この時に一人あたり3,000マイルも使っていたのです。
これがかなりきつかった。
そんな時、今回ANAのオペレーターさんとルートの相談していたのですが、上海で一泊トランジットという変わったルートだったので、嫁に許可を取りたいと言ったところ、
仮予約しておきますので、期限までにご判断の上発券ください。
こう言われたのです。
こういう状態です。
この時はクロアチアまでの旅行で出発が4月30日。
仮予約したのが4月24日で、発券期限が4月27日でした。
つまり発券まで3日間猶予があり、その期間に別のルートを検索してました。
この時の仮発券時のルートはこうです。
往路:伊丹→羽田→ウィーン→ザグレブ→ドブロブニク
復路:ザグレブ→ウィーン→上海→関空
そして、その3日間の間にさらに良いルートを検索し続けました。
で、最終的にはこうなりました。
往路:伊丹→羽田→ウィーン→ザグレブ→ドブロブニク
復路:ドブロブニク→ウィーン→パリ→羽田
何が言いたいかというと、
全工程の中で、満足のルートをキープしたまま、不満なルートを変更できた
ということです。
上の例でいくと、仮予約時の満足と不満はこうです。
往路:羽田→ウィーンはANAビジネスクラスで取れたのでこれは絶対キープしたい
復路:最終目的地のドブロブニク発のフライトが良い。帰りの上海経由を外したい
みたいな感じです。
そんな状況の中で、仮予約時には「座席がキープされたまま変更したい路線だけ変更できる」のです。
これが都合良すぎました。
これまで発券後に変更して3,000マイル捨てていたところを、これなら変更手数料はかかりません。
なぜなら発券していないから。
これに気づいた時は目から鱗でしたね。
仮予約の座席キープは絶対ではないので注意
ただし、ここで注意点があります。
仮予約時に「特典ビジネス / OK 」などと表記されますが、これは発券時まで100%座席キープされる保障はないようです。
先ほどの説明と多少矛盾しますが、実はより良いルートを探してる時にクロアチア航空のルートが勝手にキャンセルされたのです。
幸いすぐに取り直せましたが、ANAさんに聞くとスターアライアンス便は発券するまではその航空会社独自の判断でキャンセルできてしまうらしいです。
なので、「予約してるから座席キープ」とはANAからスターアライアンス会社へ強制はできないとのことです。
また今回は予約が直前過ぎたから、さらに解除されやすい状況だったようです。
キープできるというメリットと、勝手にキャンセルされるというデメリットの隣り合わせですね。
いったん予約して発券期限ギリギリまで粘る
この方法を覚えてからは、今後の特典航空券の取り方が変わりそうです。
極端な話、まずはベースとなるルートを仮予約しておいて、あとは発券期限ギリギリまで粘れます。
例えば、東京からウィーンとパリに行きたいとします。
検索した時に、
往路:羽田→ウィーン 直行便〇
ウィーン→パリ 直行便× 経由便〇(ウィーン→ミュンヘン→パリ)
復路:パリ→羽田 直行便× 経由便〇(パリ→上海→羽田)
だったとすると、いったん経由便で予約しちゃうのです。
あくまでもコールセンターで予約だけして発券はしないのです。
そして、発券期限まで直行便の空きを見つつ、空いたらそこだけ変更していき徐々にベストなルートを仕上げていくのです。
また最悪の場合、希望のルートに空きが無ければ発券しなければ費用もマイルもかかりません。
ということで、キャンセル料のマイルを消費せずに予約変更できることで、激戦の長期休み期間に取れる確率が飛躍的にアップします。
ただ、これは本来であれば正しい使い方ではないので少し心が痛みますが、ここぞという場面ではこの方法が使えちゃいます。
あまり引っ張り過ぎずに常識の範囲内で活用したいですね。
本当にマイルの世界はまだまだ奥深いです。
貯めるだけじゃなく、使ってなんぼのマイルですから、上手な活用方法を今後も探っていきたいと思います。