「入国拒否」
恐ろしい言葉ですよね。
SFC修行をしている時、入国拒否の可能性と葛藤した経験がありますが、一度入国拒否されると一生にわたってペナルティとなります。
そんなリスクに一番晒されているのは「修行僧」ではないでしょうか。
一般には理解されない行動=怪しい人間
なので、入国されたら問題があると判断される危険性が高いのです。
入国拒否についてちょっと調べていると、とっても恐ろしいことが分かってきました。
入国拒否される理由
入国拒否される理由としては、
- 国の安全にとって脅威とならないか
- 不法滞在しないか
ということが見られます。
具体的には
- 頻繁に長期滞在をしている
- 短期間に出入国を繰り返している
- 極端に短い滞在時間
- 不法就労を疑う所持品がないか
このようなことを確認され、VISAやESTAの抜け道を探して「不法に居座らないか」「テロや犯罪物持ち込みの危険性がないか」を判断されます。
修行僧の危険性
これらに照らし合わせた時、修行僧の怪しさは際立ってきます。
極端に短い滞在
SINタッチに代表されるように、ありえない滞在期間です。
日帰り帰国なんて、何か怪しい荷物を持ち込んでいると疑われてもおかしくありません。
極端に少ない荷物
修行僧はリュックのみ、なんてことも多いのではないでしょうか。
別室に通されてスーツケース含めての荷物チェックになったら、明らかに怪しまれますよね。
別荘や友人宅があるならまだしも、単独でリュックのみはやはり異常です。
短期間に出入国を繰り返している
費用対効果の良い「PP」や「FLY ON」を意識してSINタッチやKULタッチを集中させる修行僧が多いかと思います。
そうなると、最初は日帰りでも入国できたけど、回数を重ねて3回目に入国拒否なんてこともありえます。
例えば、イギリスは入国を繰り返すほど審査が厳しくなるようです。
頻繁に通ってるなら安心されそうなイメージですが、頻繁だからこそ怪しいと思われているのです。
強制送還の恐怖
では、入国拒否されるとどうなるか。
そう、「強制送還」です。
入国拒否されると拘束され、一時的に犯罪者のような部屋に入れられます。
複数回にわたり事情聴取を受け、場合によっては宿泊を伴う拘束になることも珍しくありません。
しかも、その時の監視の人件費や滞在費を自腹で払うことになるようです。
その額ウン十万円くらいになった例もあります。
そして、日本行きの飛行機に無理やり乗せられてサヨナラです。
入国拒否は一生のペナルティ
強制送還後もまだペナルティが続きます。
例えば、アメリカでは一度入国拒否にあってしまうと、一生「ESTA」での入国ができなくなります。
そうなれば、大使館でビザを発行してもらう必要がありとても面倒です。
これはアメリカ入国だけじゃなく、トランジットでアメリカを経由する場合も同様です。
他の国でも「この人は入国拒否された危険人物」と認識されるため、どんなペナルティがあるか常に不安定な状態が続きます。
まさに、パスポートの傷は一生ものです。
私もそうでしたが、修行している時はテンションが高揚状態なので、どこかフワフワして冷静な判断ができていない時があるかと思います。
ただ、一瞬の判断ミスが一生の後悔に繋がるので、こういった基本的な入国の常識は頭に入れた上で修行に臨みたいところです。
これから修行する予定の人にとって、何かの参考になれば幸いです。